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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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ヤシンスキ教授のレクチャー

投稿日:2012-09-26

昨日はレッスンを他日に回し、豊橋ピアノフォルテ音楽院でのヤシンスキ教授のレクチャーに出かけました。

 

ヤシンスキ氏はパリでタリアフェロに師事、ワルシャワでのショパン国際コンクールの審査委員長を歴任なさったすばらしい方で、もう10年近く前になるが日本ピアノ教育連盟の東京総会でのレクチャーでその魅力に触れ、この機会を知ってすぐに出かけようと思った次第。

 

講義が始まった途端、「音」そのものへの芸術的解釈、・・・音は鳴ってから消えるまでの「芸術的爆発」=explosion、音の推移についてのお話があり、私はすぐに同感、このレクチャーに自分が飛びついた理由がわかる気がしました。生徒たちならすぐにわかるでしょう。これって、日頃レッスンでしょっちゅう繰り返し言っている課題ではありませんか。

 

とは言えヤシンスキ教授のレッスンは、スキルフルで、高雅で美しく、その温和なお人柄とわかりやすい英語で、とても有意義な時間がもてました。

様々な演奏がまかり通る昨今において、ショパン作品の中に秘められた折り目正しいリトミックな要素、節度あるディナーミク表現など、質実ということばが適うヨーロッパの正統的な伝統美を伝える素晴らしい講義と演奏と公開レッスンでした。

 

平日の午後ということで初めはちょっと少なめの動員でしたが、公開レッスンが始まる頃にはたくさんのピアノ学習者の方たちの顔ぶれが見えました。

 

このように大切な、クラシック音楽の本髄を伝えるべく機会を作っていただいた長谷川淳先生はじめ関係者の方々に感謝を述べたい気もちです。

 

初秋の、清々しさの漂う一日でした。

 

モディカのチョコレート

投稿日:2012-09-20

よほど歩き、くたびれきって疲れていたようだ。

今回のシチリア旅行、そもそも母の油彩画の題材取材が目的の旅である。 

たぶん、旅の後半、毎日8キロは優に歩いていたと思う。多い日で12キロくらいか。・・・それに坂道、階段はあたりまえの世界遺産の街歩き。

 

それに最後、ローマ空港で同行した母が「スワロフスキだけ買い物したい。」と言いだし、ろくにショッピングもしていなかったから「いいね!」とうなずいたものの、乗り継ぎのGゲート近くまで歩いてきたところでお店を尋ね、Bゲートまで戻ることに。

そこから2階に上がるとすぐに見つかったが、素敵な品を見つけて、こともあろうに免税に行く羽目になった。ローマ空港では2時間はあるから軽くBarで昼食でも、と思っていた位だったのに。 

 

手続きはHゲートにあるということだったので楽勝か、とゆっくり歩を進めていたところ、結構遠く時間がかかってはいけないと思い、母に先にGゲートへ進んでいくように指示し、Tax Freeに進んでいくと、G〜Hゲートの距離が、ぐんと遠い。

「どっこに並べばいいんだっけ。」と列に並んでいると「隣りの窓口よ!」と言われ、隣りへ行くと「隣りよ!」・・・「あ、イジワルされてるのかな?」と思い、最初の窓口にグチりにいくと、「まずはあっちの端の税関で、スタンプをもらうのよ。」と言われ、「あ、そうだったなぁ。」と肯く。

うしろに並んでいるアラブ系のひとがスタンプを押す真似をして教えてくれる。

免税手続きするなんてそんなお買い物、もう10年以上やってないもの。・・・(-_-)/~~~

 

で、スタンプもらう列に並び始めて、思いだした。

「あ、買ったもの見せるのかも。」・・・ってな訳で、その買った素敵なジュエリーは母がちゃっかり持っていっちゃっている!うわぁ!ってなことで、走る、走る!

スゴイ短距離走であった!かなり消耗した。

 

半端じゃない、この距離感。

G〜H、H〜G、パッケージを受け取るとHへひた走り、もうそこでは最前列までスタスタと進み、「時間がないから入れてもらえないか?」と。すかさず許可をもらい、なんとか20分前。

そうして最初の窓口の前でためらっていると、最初に声をかけた女性がちょうど手が空いて「Madam!」と声をかけてくれた。

さぁて、15分前。まだアナウンスはされていない。

 

ダッシュ!を試みたところで、案の定アナウンスがかかった。

「大阪行きのKuroda. 」とはっきり聞きとれた。

やばい。もうそこはGゲートと思いきや、電車が見える。

まだこれから空港内の電車に乗るのだ!

でも車内の電光掲示板に目をやると「発車後90秒後に着きます。」とある。落ちつこう。まだ大丈夫!

ラッキーなことに乗車後すぐに発車したが、降りたら、またしても広い。

 

どうなることやら。・・・少々青ざめかかる。

他のお客さんと話している係員に割り込んで「G11はどっち?」と訊いたところに、背後で日本語が。

「大阪行きのお客さまはお声かけてください。」

 

結局、私のほかにも1カップル、日本人の乗客が遅れていて、セーフでした。

しかしアリタリアの現地語係員は終始、無言。

あと5分遅れたら、ワンモア・ローマ泊だったかもしれません。

搭乗も、飛行機までまたバスがひた走る。ローマ空港は広い。

 

 

そんな訳で、体力消耗した。

機内でげっそり。大阪に着いて、お好み焼きでお口直し。

でも、帰国前3日ほどもよく歩いたし。体力消耗はローマ空港時に始まったものではないけど。・・・

 

 

帰国して6日め。夜になって熱が出た。

夜中に小刻みに熱を計ると、37度から37,1度、37,2度とおちょくったように熱が上がり、37,4度まで。腕の関節に柔らかな痛みが走るので、ひょっとして?と思い、夜中に起きだし、かかりつけの病院に予約を入れておく。

「朝になっても熱が上がり続けたら、インフルエンザか診断に行って、明日のレッスンをキャンセルしなくちゃ。・・・」

そこまで考えてプロポリスの錠剤を食べて休んだら、朝になってケロリ平熱。余程、疲れが溜まりきっていたのでしょう。日ごろそんなに歩かないし。・・・

でも休暇後のレッスンをそうそう休みには出来ないし、よかった、よかった。( ^^) 〜

 

 

さて10月から新しく始める「ソルフェージュ&アナリーゼクラス」の準備やアシスタント講師との仕事のやりとりに始まり、12月の門下生コンサートの曲目決め、来月初めのコンクール審査の曲目に目を通し、などやることがいっぱい。

 

モディカチョコレートで、毎日ブレイク。

原材料は、カカオマスと砂糖のみ。カカオバターを使っていないので溶けないのだそうだ。 

アステカ王国より伝わる古代の製法は、まさにカカオそのもの。 

シャリシャリした「これ、チョコレート?」とでも言いたいような新感覚のチョコレート。 

エスプレッソ・コーヒーに、絶妙に合う。

 

バカンス明けの仕事は、少々きつくても笑顔がほころびます。(^^♪

  

 

 

写真は、モディカチョコレートの老舗店「Bonajuto」前(上)

モディカの大聖堂。(中)

モディカチョコはお気に入りのコーヒーNespressoによく合います。(下) 

 

シチリアの穏やかな風

投稿日:2012-09-11

 

12日間のイタリア旅行から、昨日帰国しました。 

Catania〜Caltagirone〜Piazza Armerina/Villa Romana del Casale〜Ragusa〜Modica〜Scicli〜Enna〜Calascibetta〜Cataniaへ、タクシーとバスの旅。 

修行僧?のように歩きに歩いた旅で、撮った写真は1,500枚以上。

 

案の定、フランス語もほとんど通じないシチリアの片田舎で、かなり耳が鍛えられましたか。(^_-) 

 

       

 

子音に敏感になっている今の我が耳には、これまで聴き慣れているお気に入りのCDからもより奥深い響きが聴きとれます。

まさに「耳を澄ます」という感覚です!

旅行記はゆっくりと書くつもりですが、フレンドリーで親切なシチリアの人々に触れ、こころゆったりと穏やかなバカンスの時間を楽しみました。

 

日本語脳に戻るにせいぜい1週間、というところでしょうけれど、いつもながらこの耳の変化、楽しみます。(^^♪      

 

     Ragusaにて     

 

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