レッスン楽器


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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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秋、先取り!

投稿日:2013-09-22

すこし朝夕は過ごしやすくなりましたね。

こないだ初松茸をいただきました。

やはり焼き松茸に、土瓶蒸し。香り高く秋の気配を満喫しました。

私は、キャビア、フォアグラ、いくら、雲丹、鮑を置いておいても松茸、大好きです。 

夏の写真

投稿日:2013-09-22

 この8月半ばの暑い日曜日に、静岡に転勤していた友人がこの春名古屋に戻ってきたので、一人住まいのマンションを訪ねました。

憬れの白い電子ピアノを買ったということで、白い壁面にとてもマッチしています。

そのピアノに付いていたというピアノ曲集から弾いてほしいと頼まれ、「小犬のワルツ」「幻想即興曲」「華麗なる大円舞曲」「愛の夢」「アラベスク第1番」「月の光」などなど。・・・いい曲がいっぱい載っています。

「素敵ですね。そんなふうに自分癒しに弾くこともあるのですか?」と言われ、きょとん?!

「家ではこうはいかないなぁ、なんか練習になっちゃう。」と思いながら「そうか〜、自分癒しの気分で弾いてみるのもいいわね?」なんて思ったりしました。

その後、アートピアホールでの「アートアクアリウム展」に出かけました。 

巨大な水槽に何匹いるのかしら?二人して、その割に水がきれい、糞がない???って驚きつつ。・・・

ふすま絵に見立てた水槽に縦に泳ぐ金魚たち。

とてもきれいで、外へ出ると涼やかな気分でした。 

      (10月1日まで開催中です。)        

暑中お見舞いもうしあげます(2)

投稿日:2013-08-15

7月下旬に嬉しい小包みが届きました。一昨年の「ラ・フォル・ジュルネ金沢」でお知り合いになった敦賀の方が、私のお気に入りの昆布の詰め合わせを送ってくださったものでした。お手紙では、ちいさな楽しいことを大切に毎日を過ごされている様子が書かれていました。

いつまでもこうして覚えていてくださって、とても気もちがのどかで、都会の風に吹かれていた(?)私のこころはとても和みました。

 

6月には、昨年からアメリカに留学、眼科医のご主人共々研修している女医の生徒さんが一時帰国の忙しい中、私の家に立ち寄ってくださいました。

渡米前は留学手続きやら引越しなど、さぞかし忙しかったのでしょう。いつもレッスンでは、ついさっきまで勉強していたのでは?というような恰好で、ペコっとお辞儀をしてそわそわっと入ってきて、というような仕草が印象的でしたが、今では自信を持ってアメリカでの勉強に専念できているようで、まず姿勢が変わりましたし、聴かせてもらったアメリカで習い始めたピアノレッスンで取りかかっているというスタンダード・ジャズの演奏は、テンポもよく、音色も素敵になりました。

アメリカでの生活も1年が経ち、最近もらったメールでは来月フランス・ニースの学会発表に出かけるとのことです。また「ラボには色々な国出身の人が多くおりますので、歴史の話など色々な話になることがあり、日本人のアイデンティティとは何なのかを考えさせられることがあります。また、自分の国や世界の歴史をどう捉えるのか、これまでは学校でもそのようなことをディスカッションすることもなく、たとえば多国籍の人が集まった時に、自分の国をどう説明するのかという機会もなかったので、色々と勉強をし直しています。」とありました。

 

まったくそのとおりですね。私は短期でしたが、やはりヨーロッパで勉強した折には同じことを思ったものです。向こうのひとたちは自分の街や国のこと、そこにまつわる歴史をほんとうによく知っているし、自分の考えもはっきりしています。そういう構えは音楽にも反映されていて、徹底的に楽譜を分析、検証することを学ぶとともに、自分の思い、自分の感覚をはっきりと発言できるのです。若かった時代に、私が音楽への感覚を最大限大切にすることと、その感覚の裏づけとしてのテクニックが必要だと痛感した次第です。 

医者としての厳しい修行のほかにこのような広い視野をもち、さらに豊かな教養を深めてゆこうとする素敵な方です。  

 

 

(ディズニーキャラクターのなかでPlutoがお気に入りと知って、オーランドのお土産に持ち帰って下さいました。

 

 

またこうしたひととしての成熟が演奏に与える影響というのは、様々なシーンにあるものです。

社会人生徒さんのひとりは、今大好きな難曲にとりかかっていて、フレージングでの感情の抑制について弾き示しながら説明していたら、「こういうところで私はガンガン地金が出ちゃうんですね〜。」などと言いながら、最近ぐっと音色が変わってきたのです。まさにピアノレッスンを通して人間性までが洗練されてきた、という感じ。

また長年大学院で研究に専念してきた博士課程の学生生徒が今年から某金融機関に勤務することになり、今カプースチンの難曲にとりかかっています。この生徒さんも社会人になって外の風にあたるようになり、客観性が出てきた、という感じです。もともと抜群に耳のいい生徒ですが、自分の音を客観的に聴く構えが芽生え、レッスンでの応答もより冷静なものに変わってきましたし、十指のバランスが洗練されて自分の世界にアンテナが出来てきた感じ。

或る高校生生徒も、中学時代にはなかなか難しかったけれど最近になって自分のイメージや表現を果敢に出せるようになってきました。

中1でカナダから帰国し、文化や教育のさまざまな違いを感じながらいろいろな経験を重ね、今では自分の進路も決まり、落ちつきと自信が出来てきた証しと私は見ています。

 

「ピアノを教える」こと自体は案外楽なことかもしれません。しかし個々の「演奏を伸ばそう」という限りは、知識や技だけでは到底語れない奥深いものがあり、相手が長いヴィジョンをもって真剣でのぞむ限り、とても神経を使います。

私自身にもそういった精神性につながるところまで言及され、厳しく見守ってくださったさまざまな恩師たちの姿がよく思い出されます。

 

さてお盆休みに入り中学生生徒のひとりから、こんな暑中見舞いの葉書きが届きました。

 

 

素直に書かれた言葉が、こころに沁みました。

彼女のピアノも今、波に乗ってきているのでしょう。(^^♪

 

生徒の皆さんのピアノを通してのいろいろな面での成長を、これからもたくさん見守ってゆきたいと思っています。

 

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