レッスン楽器


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伊藤恭子ピアノ教室


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極上のひととき

投稿日:2014-10-03

心地よい音の余韻に今も包まれています。今日は師である松藤弘之先生の独奏会に行ってきました。一部はベートーベン、二部はオールショパンのプログラム。先生のピアノのファンであることはさておいても,今夜の演奏は特に素晴らしかったように思います。オープニングのソナタ「月光」が始まった途端に私は一気に時空を超え200年以上前にベートーベンも見ていたであろう月の柔らかな光に思いを馳せることができました。二部のショパンが始まると一部とは音の質感ががらりと変わり、会場である浪漫座のボストンのグランドピアノが,あれ?このピアノ,プレイエルだったっけ?と思うような独特の美しい響きが溢れてきました。演奏会にご一緒させて頂いた勉強熱心な大人の生徒さんや,ご案内させて頂いたかつての愛弟子ちゃんにも喜んでいただけてよかったです。そして心が潤う贅沢な時間を過ごさせてもらった松藤先生に感謝感謝です。レベルは全然違うけれど、私もがんばらなくっちゃ!という気持ちを新たにしました。今月は来週が佐賀市文化会館にてコーラスの伴奏の本番,そして19日には浪漫座でプログラム80曲というバリトンリサイタルの伴奏が控えています。確実に終えていきたいと思います。

お月謝袋から感じたこと

投稿日:2014-09-27

一人の小学生の女の子から10月分のお月謝を頂いたときのこと。お月謝袋の中のお札が1枚、残りのお札を束ねる形で収められていました。それを見たときにふと、一家の稼ぎ手の方のお給料からピアノのお月謝を生活費の一部として振り分けてくださっていることを感じました。保護者様のきちんとされたご性格を垣間見ると同時に,ありがたいなあと感じました。ピアノという習い事は目に見える形で上達するまでに,それはそれは結構な時間がかかります。もちろん個人差はありますが,初めての発表会でピアノの黒鍵をぐうだけで弾き2年後に2回目の発表会でベートーベンの「よろこびのうた」簡単バージョンなどの初級者向けに作られた曲を弾き、そこから数年〜10年の時を経てやがてモーツァルトやショパンやベートーベンのソナタ等を弾けるようになるといったところです。流行のJポップを弾くこともこれが案外難しい。なにせ初級者向けに段階的に難しくなる教則本をとは違い、音の高さは決して弾きやすい飛び方をしていませんし,様々なリズム、速度、シャープやフラット以外にもいろいろな指示記号も出てきます。自分の力で譜を読み弾けるようになるまでの年数、毎月毎月レッスン料をお納めくださる保護者様の思いにも応えていけるよう,これからもテンポ感よくレッスンを進める努力をしていきたいと思います。

ぽっかり

投稿日:2014-09-09

夕べは中秋の名月でしたね。長いこと梅雨のような雨続きの佐賀でしたが一昨日の日曜日からは秋晴れが続いています。お月見を楽しまれた方も多かったことと思います。夜空にっぽっかりと浮かんだまんまるお月さま。澄んだ空気の中に浮かび上がる月は優雅な光を放ち本当にきれいでした。昨日の小学生のレッスンでは始まりに歌う歌も「つき」にしました。〜出た 出た 月が まあるいまあるい まんまるい〜というあれです。子ども達に聞くと昨日の給食ではお団子が出たそうです。串に刺した3つのきな粉がまぶされたお団子だったとのこと。いいですね。ひな祭りやクリスマスなど,季節に合わせたお菓子が出ることで,子ども達は給食からも四季折々の行事を知り感じ取ることが出来ます。明るく元気に燃える太陽も素敵だけれど直接目で見るというわけにはいかないですね。月は目にも優しく,いくらでも眺めていられます。今夜は月が最も大きく見えるというスーパームーン。今宵もしばし月を愛でましょうか。

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