ピアノ教室コンセール・イグレック♪
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ブログ
11月、怒濤、激動?・・・充実のひととき
投稿日:2015-11-26
先月の終わりごろから決めたスケジュールがいくつも二転三転する。
そんな星の巡りあわせ?!
11月8日の日曜日は室内楽の譜捲りを頼まれていたのですが、蓋を開けたら必要なしということで、予定が転じ、豊田市コンサートホールへ。
ダニエル・オッテンザマー/クラリネット×鈴木秀美/チェロ×クリストフ・トラクスラー/フォルテピアノのコンサート。
至福の芸術に「お腹いっぱい」って感じ。このひとのクラリネットはまさに楽器を超えている。
オール・ブラームス・プログラムで、Brahmsってこんなにも清々しく、儚いもの?!って、こんな深いブラームスは初めて聴いた。
いい音楽を聴かせていただきました。(^^♪
8月のブログにも書いた11/15のプレスラーのリサイタルがキャンセルになり、じつはこのリサイタル、ピアニストの青柳いづみこさんと出かけましょうと言っていたものでとても残念でしたが、14日夜は、名古屋で魅力いっぱいのレクチャーリサイタルを終えた青柳さんとフランス文学者の山田登世子さんらと、とても楽しいお食事会。
その帰りの電車で、嬉しいショートメールに気づく。小4生徒が「第17回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA三重地区大会」で銅賞を受賞。全国大会への切符を手にしました。絶対に「ファーストチャレンジで全国進出」を目指してがんばって指導してきたので、さすがに嬉しかった。やったね!おめでとう(^_-)-☆
そしてこのプレスラー、来日日程後半にあたる22日の豊田市コンサートホールでのコンチェルトも降板となり、チケットをキャンセルすることに。
週末の予定がいくつか変更となり、ん、じゃぁ京都へ紅葉狩りでも行けるかな?(^^♪なんて頭を過ぎったりもしたのでしたが、知人が枠に空きがあるからどう?と声をかけてくれた時はまたこんど、なんてお断りしていた、リスト音楽院グヤーシュ・マールタ教授のマスターレッスンを急きょ受けることに。
と言っても来月のリサイタルの曲目をレッスンしてもらうという頭はない私。・・・受講曲に選んだのは、ハイドンのソナタ、ラモーに、ショパンエチュード。ハイドンは10日、エチュードのほうはまさに1週間しか時間がなくて、決めて3日間は朝昼夜とよく分析し、よく練習した。
とりわけこの週はレッスンもタイトだった私。21日はレッスン後地元の文化小劇場で大学後輩がリサイタルの案内を出してきたので、駆けつけ。
レッスン受講前日の22日は、朝からやることいっぱいのところ1時間だけ練習して、マスタークラスレッスンを1コマ聴講。場所と雰囲気を確認し、お昼取って豊田市コンサートホールへ。先に書いた通り、プレスラーキャンセルで一旦チケットを戻したのですが、25日に試演会を催してくださる方にお誘いいただいたもの。
水戸室内管弦楽団の演奏、ほんとうに素晴らしかった。
写真は、この日のマエストロ、世界で活躍する広上淳一さんと。
広上さんは学生時代から天才ぶりを発揮していたらしいですが、私は彼が精力的に校内を歩き回っていた姿しか思い浮かびませ〜ん。(笑)
彼は芸大浪人組で私よりだいぶ年上ですが大学の同期で、名古屋時代の話など懐かしさいっぱい!
もともと持っているものはなんら変わってない?(・・・人間そんなものかも知れませんね。)けど、計り知れない才能と努力と情熱で、ほんとうに彼の音楽はこの数十年のあいだに洗練味を増してきました。私の努力なんて「ど」の字の濁点一つくらいもあるかどうか。・・・(*^^)v恥〜
音楽の力は、素晴らしい!とても嬉しい再会でした。
23日は、リスト音楽院Gulyás Marta教授のマスタークラスレッスン。
どうなることやら、と思いましたが、ハイドンソナタもラモーも抜群に面白かった。ハイドンの音楽表現がこんなに面白いだなんて。(^^♪
Rameauはほんとうに受けてよかったな、と思えた幸せな時間。先生の音からはチェンバロやピアノフォルテなどピアノの歴史が聴こえてくる。
ショパンについても、「一を聞いて十を知る」ひととき。
マスタークラスならではのハイレベルで、音楽の奥義をいくつも連鎖して教え諭される瞬間。私の頭脳はフル回転!(@_@。。。〜
こうして本格的な西洋音楽を教えられると、わぁ、ますますおいそれとは弾けなくなっちゃう〜、なぁんて。hahaha〜!
音楽に真摯で誠実なマールタ先生の教えを忘れることはないでしょう。
そうして25日は、レッスン受講の話に前後して「12月のリサイタルの試演会をうちで致しましょう。」と言ってきてくださった有難い知人のおかげで、別の70分プログラムをひと前で弾くことに!
普段ならこうした無茶ぶりはしない私ですが、何だかもうスケジュールが錯綜して、何でも来い!みたいな感じで、・・・でも何でもやれば出来るお年ごろ、でしょうか。(*^^)v
この知人宅のピアノ、なんでも故尾高尚忠氏の奥さまのご実家のピアノを譲り受けたものとかで、外枠はYAMAHAですが、弦は輸入ものだそうで、実に音はベーゼンドルファーのようなふくよかさでした。(^^♪
素敵な機会をありがとうございました。
あんな、こんなの続いた激動?の11月でしたが、とても音楽に真摯な思いを抱く素敵なピアノ指導者と小学生の新入会の生徒さんにも恵まれましたし、誠実な音楽を続けている同期の活躍をはじめ、優しく音楽の動きを見守るたくさんの方々に触れる時間を持てた貴重なひとときでした。
感謝の気持ちをもって、自分が得た喜びや感動を自分のピアノを通して生徒たちはじめ周囲の人々に伝えてゆくことができたら、と思います。
12月23日のリサイタル(お問合せ:ア・ピアチェーレin豊田Tel.090-4233-3445 )までひと月を切りましたが、とても充実してきていることはしあわせなことですし、しっかりと調整して素敵な会になるよう心がけてまいりたいと思います。
前半にショパンの即興曲全曲とワルツ、後半はオール・ドビュッシーのプログラムを演奏いたします。お時間、ご興味ある方、ぜひお出かけください。
(*HPイベント欄に、詳しいご案内を出させていただいています。)
暑中お見舞い申しあげます
投稿日:2015-08-05
暑い毎日ですね。
週明け久しぶりにソロ曲を弾いてみて・・・、週末の日帰り温泉も、美味しいランチも、巨匠アーティストのDVD鑑賞もよかったですが、これが何よりのリラックス!すこし気分が落ちつきました。
先月30日に、台湾の若手チェリストと名フィルのコントラバシストとのトリオ、終えました。
27日に文字通り一遍通りだけのスルー・リハ。その後本番前日に2時間ほどのリハを持ちながら、いやいちばん近い国とはいえ来日演奏家との限られた時間のなかで、低音弦楽器のふたりの音に障らないような音色つくりを気にかけ、アイディアを練ることに。
演奏では単に音の強弱だけでなく、いかに抑揚あるふくよかな音色の変化と響きをつくるかが重要と私は考えているし、また音楽のどこを読むかは年の功という一面だってあるでしょう。
わずか4日間の即席アンサンブル。結局はトリオといえども各楽器のソロ経験の多寡が浮彫りにされた形だったといえよう。
耳がなければ、音はつくれない。
チェロを嗜むという、ピアノの生徒ご父兄が時間をつくってお出かけくださり、感想を寄せてくださった。引用しよう。
『ゆか先生、昨夜はありがとうございました。
“日台交流音楽会”、とても素敵なコンサートで、あの時間を共有できたのはとても幸運でした。前半のコントラバスとチェロの二重奏は一音一音どんどん音が冴えていくようで、いぶし銀の二本の糸が徐々に絡まって1本の組み紐になる・・・そんな様子が目に見えるような演奏でした。
後半で弦にピアノが加わると、ゆか先生の音は金の糸のようで、さらに華やかに。サン・サーンス「白鳥」(チェロ&ピアノ)の、水のきらめきが余韻となって今も残っています。
チェロ奏者、呂超倫様のソロ版のCDがありましたらご紹介下さい。』
これまでパブロ・カザルスアカデミー・コンサートでの弦楽トリオや名フィルメンバーとの木管五重奏、木管トリオなどの経験はあったが、低音弦のコントラバス、チェロとピアノという組み合わせ自体がめずらしく、もちろん初めての経験。 弦楽器のまろやかな響きの特質に加えて、低音弦の静かな歌声を生かせる音色づくりに神経を使い、尽力したつもり。
終演後会場で、うっとりとした顔つきのたくさんのお客さまから「ほんとうに美しいピアノの音でした。」と声をかけられ、「まぁ、よかったのかな。」という感じです。ありがとうございました。
(終演後サイン会にて)
さぁ、土曜日は東京の友人からのリクエストで、メナヘム・プレスラーのリサイタルチケットを買いに長久手文化の家へ。
9時発売のところ、カーナビの距離優先で8:33着。暑っ!(‘ω’)ノ
行列の3番手。・・・おかげで、ぴたり「ここぞ!」と思っていた座席を GET !
若い音楽家たちとの仕事がはねたばかりで、ボザール・トリオでならした老巧91歳のプレスラーの人間味溢れる音に触れる瞬間をイメージするだけで、もうにっこりの私です。(^^♪
またきょうは、(友人が受講したり、聴講したりで)あまりに巷がキャーキャー騒いでいる(?)ので、下記の室内楽レッスンの聴講に行ってきました。
レッスン内容は愉しい雰囲気で、私の目からはすこ〜し緩い気もいたしましたが、ヨーロッパ生粋の発音の弦楽が聴けて、気もちよかった。
とりわけチェリスト、ヴェントゥーラ氏の音楽はよかったです。
さて、そろそろ秋、冬にむけて、気分一新です!
3月の雪
投稿日:2015-03-12
昨日は雪の朝になり、寒かったですね。
3月の雪・・・、被災地の方々を思うと身につまされます。
皆さま、お元気でおすごしでしょうか。
先週は上京し、先のブログにも書いた高橋悠治さんの息子さんでもあるAyuo Takahashiさんと尺八奏者中村明一さんのコンサートに、パリとロンドンに住まいをかまえる一時帰国中の高校時代からの旧友と出かけました。学生時代から現代音楽の存りかたにもとても関心のある私ですが、高橋鮎生の音楽は、音楽の根源的な意味を感じさせられるとても興味深いものでした。
(会場の渋谷/ラストワルツで)
また翌日は大学時代からの恩師、作曲家の湯浅譲二氏と会食し、久しぶりにお話をさせていただいたりしました。
私はピアノ科の学生でありながら1年生の時からこの先生の作曲ゼミの聴講を願い、出席させていただいたのでしたが、氏の音楽に対する懐の広さには少なからずの影響を受けているのだと思います。湯浅氏は昨年の文化功労者にも選出された芸術分野での逸材でいらっしゃることは皆さまに知られるところですが、作曲本科の学生たちはじめ自分の教え子たちの今をほんとうに温かな眼差しで精力的に見まもろうというお気持もちは、お優しい限りです。
空き時間には、5月でもって長い休館にはいるブリヂストン美術館 や、渋谷の住宅街にある松濤美術館を訪ねました。
なかでもブリヂストン美術館のコレクションは予期した以上にすばらしく、こんなブランクーシに出会えるなんて、こんなモネの色はじめて、こんなロートレックの柔らかな印象はじめて、ピカソの繊細な絵の具の柔肌に触れたり、こんなタッチの藤田嗣治見たことない、はっとするような黒田清輝や藤島武二の洋画があったり、また古代エジプト芸術作品の優しいフォルムの数々にもびっくり!・・・これまで国内初め海外の美術館でもたくさん観てきたいろんな画家たちの意外な一面を経験させられる、コレクターの審美眼にこころから感嘆しました。素晴らしかった。
友人たちとの会食も交え、東京では、まさに分刻みのスケジュールでした!
さて、ピアノ教室のほうでは4月に門下生コンサートを控え、出演する生徒たちの表情も引き締まってきました。プログラムも出来上がり、楽しみいっぱいです。
ここのところ教室生徒たちが超若返り!で、今回の出演生徒のうち、第1部の発表が13組で30分、2部が5名で60分、という見積もりになっています。今回は都合で出演できない上級生徒も重なり、また1部出演のちびっ子ちゃん生徒たちも次回には立派にソロでまとまりのある曲を演奏することでしょうから、こんな機会もそうはありません。ということで、知合いの名フィルコントラバス奏者井上裕介さんに話し、第3部としてコンサートタイムをお願いした次第です。
フリーバのコントラバス・ソロの曲や、私とのデュオではプーランクの「愛の小径」やクーセヴィツキーのワルツなど3曲を演奏します。楽しみです。
(詳しくはイベント欄をご覧ください。)
門下生コンサートが終わると、6月におこなわれる「芸術の街ちくさ・ちょっとこだわりの音楽祭」の第3回28日公演があります。そのチラシができあがってきたということで、昨日も主催者の方とうち合わせでした。
2週間ほど前にはこの音楽祭の会場である、名古屋市千種区の「スタジオ・ハル」で試演会がありました。石のフローリングに見上げるステンドグラス。・・・ここのホールの空間がすばらしく、また設置されているベーゼンドルファーがとてもいい時間経過を思わせる熟成された音色で、私はすぐに虜になってしまいました。
こちらの会場でドビュッシーの繊細な音楽を演奏させていただけるのを楽しみに、すこしずつ練習を重ねています。
(松濤美術館にて)
湯浅先生からの思いがけないプレゼント!(^^♪
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