レッスン楽器


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今村惇子ピアノ教室


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幻想曲風ソナタ 「月光」

投稿日:2014-11-23

ヴェデルニコフのベートーヴェンと

バッハを聴いた。幻のピアニストといっていい。

ネイガウス派のロシアのピアニストである。

リヒテルをも凌ぐというが、いかがなものだろう。

国の体制に合わず、海外での演奏活動ができなかった。

だが、音源がたくさん残されていてCD化され

聴くことができる。

1980年代、ペレストロイカによりソ連以外でも

演奏活動ができるようになった。

CDはベートーヴェンの第一番と月光

ハンマークラヴィーアと30番、31番、32番のソナタ

マスターテープが古いためとピアノの調律が

あっていないので、きき苦しいところもあるが、

その演奏は素晴らしいものであった。

強靭なタッチに加え、知的な統制力と

音の透明感が際立っている。

ライブではもちろん聴くことができないので残念だが

私はやはり、よりロマンティックなリヒテルの方を好む。

今回DVDで動画の音源も購入したので、

これも観るのが楽しみ。

だいぶ前に注文したニキタ・マガロフのレッスンDVDが

一向に届かないのだが大丈夫かなぁ・・?心配だ・・


さて今日は月光ソナタについてうれしい発見があって・・

シフの公開レクチャーで月光ソナタについて言及している

動画である。

シフは第一楽章のAdagioについて、みなたいていは

ゆっくり弾きすぎていて、どこかのおばあちゃんのようだと

笑いをとったあと、レルシュタープというドイツの詩人が

「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と

第一楽章を表現したために「月光」という名がついてしまったが、

自分には全然そう思えないと、言っているのだ。

実際、第一楽章は2/2拍子で

あまりにゆっくり弾きすぎると2拍子には数えられなくなる。

シフはこれを葬送曲だと言っている。

私も初めてこの曲のレッスンを受けた時、

恩師 武沢先生より、バスのメロディーと2拍子であることを

指摘され、

「あぁ、これはしずしずと歩みをすすめる葬送行進曲・・

はじまりではあるが、まるで終わりを告げているようだ。」

と感じたものだ。

それで、このソナタを演奏会で弾くときには、

ベートーヴェンのつけた表題

幻想曲風ソナタとプログラムに書くことにしている。

第一楽章は、2/2拍子でとるAdagio  

みな、その速さに驚いたかもしれない。 さて

ヴェデルニコフはどうだろう? 超スローであった。

意見の分かれるところであるが、私はより

作曲家に忠実でありたいと願うのだが・・・



ヌッチとジャコミーニ

投稿日:2014-11-11

一番好きなテノール歌手は、ジュゼッペ・ジャコミーニ

やっとライブ録音集がきた。

最初の方は録音が悪いせいもあるのか、おや?

といった歌唱で大丈夫かなあと心配したが

ドン・カルロ オテロ ボエーム トゥーランドットとすすむと

さすがに、まじでジャコミーニ本領発揮といった演奏で、

素晴らしい!!また日本に来てくれるといいなあ。

ほんとに。

 

今月末は、ヌッチのコンサートに行きます。

この方も絶対に聴きのがすわけにはいきません。。

Tomoにもガレリア席があたった。 良かったー

 

ヌッチとジャコミーニの運命の力(メトロポリタン)を

DVDで何度観たことか!!

まさに歌唱による本気の戦いが

繰り広げられていて、熱い!熱い!

28日のヌッチさまは、どんだけすごい声を

聴かせてくれるのか、もうー楽しみすぎです。

 

15時〜18時のレッスン

投稿日:2014-09-27

平日と土曜日の3時〜6時までのレッスン時間帯は

現在入れるところがございません。ご了承ください。

夕方6時以降はまだ空きがございます。  が

ソルフェージュクラス(幼児)は、6時以降のお稽古は

行っておりません。

こちらもご理解いただきますようお願い申し上げます。

毎年4月にレッスン時間の再編成があり、5月からの

実施となりますので、4月下旬より、また

ソルフェージュクラスの募集をさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

 

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