レッスン楽器


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今村惇子ピアノ教室


ブログ

練習しましょう

投稿日:2015-10-16

なかなか更新できないでいます。

9月のシルバーウィークは歴史地震学会で

京都の北、天橋立から西方、丹後地方をまわりました。

丹後の海はそれはそれは美しく、あお、みどり 紺碧

いろいろな色が混ざり合って本当に感動しました。

沖縄以来かもです。砂浜はキュッキュッ となる鳴き砂。

見えないくらいのちっちゃな巻貝が生息しています。

微小貝は、数ミリほどの小さな貝ですが、顕微鏡で

見るとしっかり巻いてます。  かわいい・・・

自然の環境が整っているところでしか、生息できない

そうです。

さて、10月に入り、毎年のことで忙しくしています。さらに

英検受けたり、ドイツ語をまた始めたり、余計に

忙しくしてしまっています。そんな中でも、やはり一番

ピアノが弾きたくてしかたない。毎日午前の2時間

弾くことができます。 でも そう・・火曜日は

弾けないなあ。春から、健康とピアノの為に

太極拳を始めたのですよ。

火曜日午前の9時〜12時  正味3時間はないけれど、

結構疲れます。 でも筋肉は少しついたかな〜?

階段が楽になりました。ふ〜ふ〜いわない。(笑)

それとピアノ演奏のために背筋をつけたいと思っています。


さて みんな 

練習しましょう!!小さなお子さんは、毎日3回。

そして徐々に30分・・1時間と増やしていきます。

毎日!!が大事!

リヒテル先生は、毎日5時間を欠かさなかったといいます。

4時間しかできないと、次の日に1時間自分で増やすことに

していたので、次の日は6時間の練習・・・になる。

私なら、すぐに24時間くらいたまってしまいそうだぁ〜。





やっぱり直感力

投稿日:2015-08-08

ソナチネに入った生徒さんは楽曲分析を行い

その曲の持つ曲調やリズム、転調して感じる色合い

などを話しながらすすめている。しかし、残念なことに

この頃から中学受験のために塾に通うようになり、

ピアノは楽しみでできるように考えてあげなくてはならなくなる。

ソナチネより、名曲やポピュラーな曲ばかりやってほしい

ということになる。

そのままいくと、やがて何を弾いても同じようにしか

表現できない演奏になってしまうのに〜と思ってしまう。


しかし!!矛盾するようだが、私はやはり直感力が

何より大切だと思っている。いくら分析しても

だったらどう弾こうと感じなくては、なんにもならないからだ。

符点のリズムがくれば、何か待ち遠しいような気持ちであったり

わくわくする感覚だったりを。

長調に変わったら柔らかい陽光を思ったり、

まゆにくるまれたようなふんわりした感じを。

跳躍の7度やディミニッシュコードの連続は不安感や激高を。

ハ短調では孤独や沈鬱な表情を。  感じているだろうか?

たぶんみな多少は感じていると思うのだが、

あっさりしているというか

深く感じとっていないように思う。


小説を読んでもあまり何も感じない人がいたとする。そこへ

起承転結の説明をしたり、この言葉は何をさしているのか、

ここの人物の感情はいかに?と国語の授業みたいなことをしても

その人はその小説に感動をするだろうか?


コース料理は運ばれてくると、ひととおりその素材の説明がある。

そこへたとえばシェフが現われて、料理の作り方や苦労した点や

調味料に至るまで説明されたとして、その料理の味が変わるだろうか?

それより、早く食べて確かめたいですよね。自分の五感でもって。


音楽も直感力がなにより大切。

だから音楽を奏でたり、聴きたいのですから。

まずは分析することなくその曲を味わいたいと思います。

そして、ものの本質を見極めるために分析をしたり、本を

読んだり、大家の演奏に耳を傾けたり、ピアノだけでなく

声楽、弦楽アンサンブル、オーケストラ、オペラなどにも

興味をもって、するどい直観力(直感力とは違い本質を

見抜く力)を身につけていきたいと思う。


夏休みはここに向かう時間がとれるので、

いろんなこと思っています

「なんとかの考え休むに似たり」にならないように・・・。










なぜアナリーゼが大事なのか?

投稿日:2015-08-05

感動!感動!と言ってきたが、ショックといえる

ほどの感動はそうそうあるものではない。

でも日々小さな感動は数知れず、

ひとそれぞれに起きているはずだ。

属七の和音が届くようになったよ。と嬉しそうに

和音を押さえるこども、ドミナントモーションで

Tの和音におさまると、おうちに帰ったようだね。

今までソとシの3度でしか弾けなかったのが、うんと

充実した響きになるのを感じてくれた。こんなときは

手や身体の成長もうれしいが、響きに対する感覚

知能、感動する心の成長がなによりうれしい!!

アナリーゼを行わない先生は多いと思う。確かに

私も今までピアノの師から、アナリーゼを含むレッスンを

受けたことがない。なぜだろう??かと思う。??

自分で勉強しなさい。か、作曲家について和声と作曲を

習いなさいといわれるのだ。ピティナでは、こどものうちから

アナリーゼをどんどんやっていて素晴らしいと思う。

週一回のレッスンの30分や45分くらいで、曲の分析をするのは

不可能ではある。せめて1時間半〜2時間は必要だと思う。

・・だから、無理なのだろうか・・・

モーツァルトやベートーヴェンを頭の中でアナリーゼ

しながら弾いていると、さりげなく属音が用意されたり

絶妙な転調を聴いたり、フレーズが中声部に隠れていたりと

天才のひらめき☆と、本当の天才だけがなせるわざに

魅せられる。うーー美しいと涙が出そうに感動する。

シューマンに言わせると、ショパンを紹介したときの

「諸君、脱帽したまえ!!」といったところだ。

そうです。ひとりよがりや自分勝手な演奏ではいけない。

曲は世に送り出されたときから、作曲家の手を離れたのだと

よくいわれるが、天国で天才たちは胸をかきむしっているに

ちがいない。。

実際、三善晃先生はご尊命のときから、そうであったようである。

なぜアナリーゼが大事なのか?

それは、天才たちのひらめきと技に感動するため!だと思う。


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