レッスン楽器


上部フレーム

高木piano教室


ブログ

楊麗貞ピアノリサイタル

投稿日:2024-10-08

大学の恩師 楊麗貞先生のピアノリサイタルへ行ってきました。

銀座王子ホールでのリサイタル。

ホールはほぼ満杯の聴衆で埋め尽くされ、

懐かしい同級生や先輩方、後輩との再会で開演前からホール内は温かい雰囲気に包まれていました。

前半のプログラムはモーツァルト・ピアノソナタ18番とシューマンのフモレスケ。

先生の繊細な指の動きから奏でられる綺麗な音色にうっとり。シューマンは初めて聞く演目でしたが、

シューマンの持つ独特なメラコリックな曲想、その中で音が揺れ動く様が見事に表現されていました。

テクニックも然ることながら、単純に暗譜が難しいだろうな、、凄いな、、と思いながら聴いている自分もいました。

70代の先生のその実力に改めて脱帽です。

 

プログラム後半はショパンのマズルカとソナタ第3番ロ短調。

ショパンのソナタ3番は先生のCDに収められていて、先生の演奏がどのピアニストのソナタ3番より大好きで、

繰り返し聴いている曲でもあります。いよいよ生演奏を聴ける!

ホールの響きも相まって、重厚な和音、甘美で抒情的な旋律、強奏の和音で始まる3楽章、情熱的なフィナーレ。あーやっぱりソナタの3番って

退屈な箇所が1つもない曲。先生の演奏はやっぱり素晴らしい。

ずっと胸が高鳴ったまま演奏を聴いていました。

こんなに凄い先生に習っていたんだな、、と改めて先生に教えを受けた事、そして先生に出会えたことに演奏会の感動と共に

感謝の気持が沸き上がりました。

終演後にお会いした先生は相変わらずチャーミングで、気さくにお話ししてくださり、少しだけ学生時代に戻ったような、、、

幸せな時間に満たされた1日でした。

 

小澤征爾先生

投稿日:2024-09-25

夏も終わりになると思い出す光景があります。

30年近く前の9月、まだ大学の研究室勤務だったころ。

実家の父と待ち合わせて、長野県松本市でのサイトウ・キネン・オーケストラを聴きに行くために

新宿発のあずさに乗車して座席を探していたら、、、なんと前方にご本人とすぐに分かるあの髪型の小澤征爾先生がいたのです!

今なら話しかけられただろうに、、当時は若くて恥ずかしいのと、心臓のドキドキが勝ってしまい、あ!と口を開けて一瞬立ち止まって固まってしまったのです。

そうしたら、なんと小澤征爾先生が気が付いてくださり、ニコっとあの人懐っこい笑みと目配せをしてくださり、、、。夢の一コマを体験できたのです。

後ろから人の列が押し寄せていたので、そのまま一礼をしたかしないかで通過してしまい、、、。

2月の訃報のニュースは実家の父が亡くなったのも重なり、暫く気持ちが下がったままでした。

あの日の素晴らしかった演奏と、日本の指揮者の存在を世界に広めた功績と、そして音楽への情熱と愛、常に勉強を怠らなかった姿勢と、

あの誰をも包み込む笑顔と。日本人で唯一ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを指揮した功績と、、。

偉大な日本人音楽家を無くした喪失感と、小澤征爾さんの音楽会を楽しみにしていた父を思い出す今年の夏の終わりでした。

 

 

片岡先生 特別レッスン

投稿日:2024-09-25

先週の連休最終日。

洗足学園音楽大学講師の片岡由貴枝先生が

ブルクミュラーコンクールに出演予定の生徒さん達に

特別レッスンをしてくださいました。

 

受講者は2人の生徒さん。普段とは違う緊張の面持ちでレッスンがスタート。

フレーズの終わりの弾き方、脱力の仕方、左手の伴奏の音色、楽譜を読んで音の響きを想像する、、、など

私もレッスンを聴きながら自分の楽譜へ記入するのが追い付かない程の内容の濃いレッスンでした。

受講した生徒さんも、緊張しながらも集中してレッスンを受講出来ていました。とても頑張りました。

 

次の週のレッスンでは 片岡先生のアドバイスの効果が演奏にしっかり出ていました。

 

本番まであと少し、生徒さん達の頑張りを支えていきたいと思います。

 

  •  

 

下部フレーム