井上ピアノ教室
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ブログ
出会いに感謝して
投稿日:2016-04-06
うららかな日ざしの中で満開となった桜が、みなさんの新たな門出を祝福しているかのようです。ご入学、ご進級おめでとうございます。
未知の世界に一歩を踏み出すのは、喜びと共に不安も伴うものですね。いつどんなときも、優しく受け止めてくれるお母さんがいてくれるからこそ、お子さまは勇気を出して、新しい世界にチャレンジしていくことができるのではないでしょうか。
ご家族のために日々、心を砕いて奮闘していらっしゃるお母さまに心からのエールを送りたいです。
子供とかかわっていると心配や悩みごとは尽きませんが、子供たちによって私たちもまた育てられているのかもしれません。
生徒さんやお母さまに出会えたことに感謝して、このご縁を大切に紡いでいきたいと思います。
心を込めて 人に会う
優しさを込めて 人に会う
愛を込めて 人に会う
出逢いを いつも大切に…
自分を いつも大切に…
須永博士
お子さまが、良き師、良き友との出会いに恵まれ、実り多き日々を過ごすことができますように。
心の持ちかた
投稿日:2016-02-08
竹久夢二の美人画からするりと抜け出してきたようなМさんは、お年を召されているにもかかわらず、レッスンの日は片道4qの道のりを歩いて来られます。底冷えのするような寒い日でも1時間歩いていると汗ばんでくるそうで、いつもレッスン室の暖房はつけずにお待ちしています(笑)
数年前には、ある大学の生涯学習センターで英語を学ばれていました。翌年、学生と一緒に授業を受けられるクラスができたと聞くとすぐさま申し込み、一年間大学に通われました。現在はマレーシアに住む先生と毎晩スカイプで英会話を楽しまれているそうです。
そんなМさんはピアノにも意欲的で、最近、モーツァルトの「きらきら星変奏曲」にチャレンジされました。シンプルな曲ほど奥が深いものです。思うようにいかないこともあったようですが、決してあきらめず、自分が納得するまで弾き込んでいらっしゃるМさんの心意気には圧倒されました。
12の変奏曲に半年がかりで取り組み、やっとなめらかに弾けるようになった時の、Мさんの喜びに満ちあふれた笑顔が忘れられません。
青春とは人生のある期間ではなく、心の持ちかたを云う
という言葉をどこかで聞いたことがあります。
あらゆるものに好奇心を持ち、新しいことにどんどん挑戦していく人生の大先輩から、いつも大きな勇気をいただいています。
こもりうた
投稿日:2016-01-17
5歳のCちゃんは昨年秋に弟さんが生まれ、二人のお姉ちゃまになりました。毎週、レッスンバッグを置くやいなや、お話をたくさんしてくれます。
「帰って手を洗ったら、毎日ピアノを聞かせてあげてるの。」Cちゃんは最近グローバーを終了したばかりで、毎日毎日その楽譜を初めから終わりまで弾いているそうです。
お姉ちゃまの弾くピアノを聴きながら、すやすやと眠る赤ちゃん。ほのぼのとした光景が目に浮かぶようですね。
お母さまは連絡ノートに「グローバーばかり弾いていて、なかなか新しい曲にとりかからないのですが…」と書かれていましたが、心配なさることはありません。丸になった曲を弾くことも、立派なおけいこです。
自分の大好きな人にピアノを聴いてもらうことが、Cちゃんにとって、今は何よりもうれしいのではないでしょうか。この気持ちこそが、次なるステップへ向かう原動力になっていくのだと思います。
「大きくなったら(弟に)ピアノを教えてあげるんだ。」と張り切っているCちゃん。
いつの日か、6手の連弾ができる日を先生も心待ちにしています。
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