井上ピアノ教室
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ブログ
発表会に寄せて
投稿日:2016-07-17
お暑い中、休日の尊い時間を割いて会場までお越しくださった皆さま、ありがとうございました。コンサートをかげで支えてくださった関係者の方々やご父兄の皆さま方のお力添えにより、無事に発表会を終了することができましたことを心より感謝しております。
本日、ステージの上で力をふりしぼって、精一杯演奏している生徒さんの姿を拝見しながら、譜読みを始めてから今日までのさまざまな出来事を思い出していました。
一つの曲を仕上げるためには、できないところも真正面から向き合わなくてはなりません。誰しも自分の苦手な部分に目を向けるのは嫌なもので,ついつい後回しにしたくなります。でも、それではいつまでたっても曲は完成しませんね。できないところを何度も何度も繰り返し練習するのは本当に根気のいるものです。
みなさんも、たった数小節のパッセージができなくて、涙を流しながら練習した日もあったことでしょう。やってもやってもうまくいかなくて「もうピアノなんかやめたい」と思われたこともあったかもしれません。お母さんと衝突して、気まずい思いで夕食のテーブルを囲んだ日もあったことでしょう。失敗したり、悩んだりしながらも、あきらめずに続けてきたからこそ、今日という晴れの日を迎えることができたのですね。
ひとう峠を越えるとまた次の峠が見えてくる、というのがピアノの勉強です、リハーサルが終わり、本番が近づいてくると 今度は、間違えてはいけない、失敗してはいけない、という気持ちが沸き起こってきます。舞台の上では、手足の震えが止まらなくなるほど緊張しますね。その緊張の中で、失敗を恐れず、思い切り自分を出し切るにはどうしたらよいのか、一人ひとり試行錯誤しながら今日まで努力してきました。
発表会に向けてのレッスンの中で、改めて感じたことは、
「大切なものは 簡単には手に入らない」
ということです。
でも、本当に大切なものは、なかなか手に入らないからこそ、私たちは、失敗したり、悩んだりしながらも、あきらめずに頑張り続けることができるのではないでしょうか。
これからもピアノのお稽古が、技術を伸ばすだけでなく、ご自身を磨くことにつながり、豊かな時間をもたらしてくれますよう願っております。
生徒さんも私も、客席の皆さまから頂戴したあたたかい拍手を胸に刻み、また明日から、一歩ずつ努力してまいりたいと思います。
初心にかえって
投稿日:2016-07-06
7月2日の会場でのリハーサルは夜遅くまでお疲れさまでした。
広い舞台の上で実際に演奏してみると、思いもかけないことが起こりますね。ドキドキしてテンポがだんだん速くなってしまったり、緊張して肩に力が入り、音が全く出なくなってしまったり。でも、この手足の震えが止まらなくなるような経験をすることで、生徒さんの中で何かが変わってくるようです。
「リハーサルのあと、朝、学校へ行く前もちょっとだけ練習しているんだよ」「部分練習は嫌いだから今まで最後にやっていたけれど、一番はじめにやることにした」と、あちこちからがうれしい声が聞こえてきます。
自分で立ち上がる
というのでしょうか。誰かに言われて動くのではなく、「自分でなんとかしなきゃ」という気持ちになったとき、人は大きく成長するのかもしれません。
この時期、今まで弾けていたところが、急に弾けなくなって崩れてしまったりすることもありますね。ほとんどの場合、身体のどこかに力が入っていることが原因です。こういうスランプに陥った場合は、初心にかえってじっくり腰を据えた練習をして、鍵盤に指を落ち着かせることが大事です。
臨時レッスンも予定しておりますが、真夏のような暑さが続いておりますので、お子さまの体調をみて無理のないようご参加ください。
お一人ひとりが、今まで積み重ねてきたことを舞台の上で出し切ることができますよう、最後まで精一杯お支えしていきたいと思います。
発表会が近づいて
投稿日:2016-06-20
発表会も1か月後にせまり、生徒さんの表情にも一段と真剣さが加わってきました。 ついついレッスン時間も長引いてしまい、気がつくと21時をまわっていることもしばしばです。
このところ急に、レッスンを見学なさるお母様も増えてきました。 小さなお子様を抱えた方、仕事をお持ちの方、皆さまそれぞれ忙しい毎日をお過ごしですのにご協力ありがとうございます。一日の仕事を終え、保育園や学童保育に迎えに行かれてからレッスンに付き添われるのは、大変なこととお察しします。
数日前には、仕事で急に送迎ができなくなったお母様のかわりに、相模線で1時間もかけて、急きょおばあちゃまが応援に駆けつけてくださった方がありました。暗くなって危ないからと、レッスンの終わり頃になるといつも迎えに来てくださるおじいちゃまもいらっしゃいます。
こうしたご家族皆さまの熱意に支えられて発表会が開催できるということを胸に刻み、精魂込めて レッスンしなければと思います。
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