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今村惇子ピアノ教室


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ロシアンピアニズム

投稿日:2017-09-21

セルゲイ・ドレンスキー教授のお話より

まずは、わんぱくだった子供時代のこと。

1940年頃、グレゴリー・ギンスブルグ先生に師事し

中央音楽学校に9歳で入学。

入学試験は、「何かやってごらん?」だったそう・・・

それで、チャイコフスキーの大人っぽい歌曲を

9歳の男の子が歌って合格したんだって。

今や163人の国際コンクール出場のお弟子を

持つという、すごい方!ブーニンもそのひとり。

でも最近のブーニンの演奏と活躍できなくなったことを

とても残念に思われていました。まさに天才だったのに・・


ロシアのピアノ楽派

18C.貴族たちが日常、ホームコンサートを

行うようになり、1860年になって、西ヨーロッパより

成功をおさめた音楽家、教師たちがやってきた。

クレメンティやブゾーニなど・・

遅れてロシアでは西洋音楽が始まったので

ヨーロッパの伝統のすべていいところをもらうことが

できた。

最初から音や音色の素晴らしい現代のピアノが持ち込まれた。

 

ロシア音楽の源流ともいわれる、アントン・ルービンシュタイン。

作曲家であり、指揮者、ピアニスト。偉大なる巨人!!

抒情豊かな国民性がチャイコフスキー、スクリャービン

ムゾルグスキーなどを生む。


モスクワ音楽院では、ピアニストはそのキャリアを

認められたころより、教師として教えなければならないという

習慣があったそうです。そして学生はいつでも超一流の

先生方の演奏が聴けたのです。

ギレリスやオボーリン・・リヒテルだけは、教えなかったらしい。

アルゲリッチと同じように「私と同じ手をもっていなければ、

同様には弾けないのです。同じ音は出せません。」と

思っていたのかな?

アルゲリッチは、今ではよく教えてくださっているけれど


そして師のことばは続きました。

21世紀 クラシック音楽は生きづらく、

ショービジネスがとって変わって主流となってしまった。

とても恥ずかしいことだ。

古典(クラシック)はものごとを正しい方向へと導いていく

力を持ち、心を豊かにする。原点へと帰っていくことができる。

心が浄化され、ネガティブな感情が失われて、ポジティブへと

移っていく。

音楽がなければ、みんなネアンデルタール人だ!!(笑)


最後になりましたが、最初におっしゃった教授の言葉を

記します。

 ゲーテ

「神よ 感謝します。この世に音楽を生み出してくれたことを。」

 教授は

「まったく、自分も同じ気持ちです。」





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