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今村惇子ピアノ教室


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八千代座

投稿日:2015-03-18

怒涛の忙しさが過ぎ、熊本の「八千代座」を

見学してきました。田舎の芝居小屋といった風情を

楽しみにしていたが、思いのほかとても立派で

びっくりした。

明治43年に山鹿の実業家たちの手によって作られた。

江戸時代の古典的様式にドイツ製のレールを使った

廻り舞台があり、当時の山鹿の豊かさの象徴として

レベルの高い文化芸術を楽しむ場だったという。

その後、テレビの普及や娯楽の変遷で衰退・・

昭和61年から始まった復興運動ののち平成の

大修理を経て平成13年再び開館した。


升席、上座、大向こうなど案内され〜楽屋

そして奈落へ。人が4人で柱を押して回す廻り舞台と

スッポンと呼ばれる役者の乗る箱があった。

調子を合わせてやはり4人で四隅を持ち上げる。

すると舞台へ登場!!となるのだ。

意気がそろわないと、台が斜めになって

役者がよろめいてしまうらしい。むずかしい・・・


るろけんのファンの方は覚えていると思うが、剣心と

薫が芝居を見物したあの場所である。るろうには

熊本でたくさん撮影されている。建物の中に

くまもんのるろうにポスターがあって面白かった。

天井画も明治のものを再現。赤ちょうちん、シャンデリア

が美しく華やいで見える。人々の熱気を吸い込んだ歴史ある

芝居小屋は山鹿の誇りであり、感動的だ。また山鹿は

灯篭祭りも行われる。その灯篭は和紙で精巧に作られており

とても軽いものだった。 祭りのときに また訪ねてみたい・・

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