今村惇子ピアノ教室
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ブログ
コンサート
投稿日:2014-04-20
2月3月4月と毎月具合が悪くなってしまった。
原因は自覚しているので以後注意をしていこうと思う。
年のせいもあり、免疫力が低下しているので運動や栄養
睡眠を以前より充分にとらねばいけない。ふ〜・・・。
さてシフの演奏会だが、それはそれは素晴らしかったです。
バロックでもロマン派でもシフの手にかかると美しさの極致に高められる。
その芸術的な美の感覚は、嗜好性や共感性はもちろんあるだろうが、
シフのその感覚は人並みはずれて、というか全地球人の中で極めて
一握りのピアノ音楽の最高な美的感覚の持ち主なのだと思う。
もーう最大級の賛辞を贈りたい。
アンコールにメンデルスゾーンの無言歌がいくつか弾かれたが、
例えばみつばちの結婚とよばれる 「つむぎ歌」
恐ろしく速いスピードでヴィルトオーゾの弾き手のアンコールによく弾かれるが、
シフのつむぎ歌は全然違ってビロードのような柔らかい布をふわっとかけて
くれたような音のバランスの妙味、しかも切れ味のよさが相まって、
誰にもまねのできない立体感覚が絶妙!!まさに天才のなせる技であった。
サントリーで聴いたナタリー・デセイも最高!!特別な声の持ち主であることが
再確認できました。その芸術性の高い演奏は我々のためにはもったいないような?
って、変な言い方だけど感じてしまった。リートを聴くとたびたびそんな感覚にとらわれる。
こちらのお楽しみだけで聴くにはあまりにももったいない・・と。
生涯、勉強と鍛練を続けて少しずつでも音楽力・人間力をあげていきたいものです。
相棒のピアニスト、フィリップ・カサールのフランス音楽とそのタッチもまた
比類なき美しいものだった。フランス歌曲への愛情にあふれていた。
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