芦田華子ピアノ教室
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曲紹介
- アラベスク L'arabesque
- 作曲者:ブルクミュラー
「ブルクミュラー 25の練習曲」の中の1曲ですね。とても有名でどなたもご存じでしょうし、子供たちも大好きな曲です。短調なのに、弾んだ感じが子供の気持ちにフィットするのでしょうか。でも、上手にパリッと弾くのは案外難しくて、みんなけっこう苦労しています。軽やかさが大切な曲と思うのですが、左手に16分音符が出てくると急にテンポが落ちるなんていうことも。リズム練習をしたりすることも多いでしょうが、私はピアニッシモでとても小さい音で弾く練習をするようによく言います。小さい音で、でも音ははっきり出すというのは思いのほか指の筋力を使って鍛えられると思うのです。そして手首を柔らかくして鍵盤を移動するようにすると、なめらかに速く弾けると思います。和音は指が鍵盤に触れてからつまむようなイメージで弾くと良いのではないでしょうか。
- チューリップのラインダンス
- 作曲者:平吉毅州
明るくて楽しい曲なので、この曲もみんな大好きですね。ただ、耳なじみの良い曲だけに、よく譜面を見ないで弾いてしまいがち。前奏は聴いただけで簡単に弾けてしまうから、右手のメロディーが入って来たところで急に遅くなったりします。よく数えて弾かなければいけないけれど、1と2と・・と数えると、もたついて曲の雰囲気が壊れてしまうのも事実です。1、2、3、4、と、てきぱき数えて練習するのがよいと思います。とにかくリズムに乗って弾けることが大事な曲だと思います。
- 無言歌集 作品19 第1番 ホ長調
- 作曲者:F.MENDELSSOHN
メロディーを浮き立たせて美しく弾けることが大切です。ソプラノと内声がぐちゃっとだんごみたいに聴こえてはいけません。メロディーだけを取り出して弾いてみる。メロディーとバスのみ弾いてみる。内声の16分音符は、ピアニッシモでも浮つかない芯のある音で弾く練習をしてみて下さい。そして3声で弾いた時、自分が弾こうと思ったように聴こえて来るか。音の美しさを追求してみてください。