レッスン楽器


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伊藤恭子ピアノ教室


曲紹介

  • 乙女の祈り
  • 作曲者:バダジェフスカ
  • 演奏者:ユリア・チャプリーナ

この曲を弾いてみたいと憧れるピアノ学習者も多くいらっしゃるかと思います。アルペジオ(分散和音)を多く含んでおり、流れるような音楽が題名にふさわしい雰囲気を醸し出しています。冒頭の装飾音付きのオクターブの音型が降りてくる部分は印象的に、練習を重ねなくてはならない細かい音符も多いですが、拍の中にきっちり収めることだけに気を取られずに、音楽のまとまりを大きくとらえ、両手の交差やペダルによる響きの違いも体感して音の変化を楽しんでいただきたいと思います。

  • バラード
  • 作曲者:ブルグミュラー

バラードといえばショパンを思い浮かべる方も多いことでしょう。
ドビュッシーやアンリ・トマジなどロマン派以降の作曲家の作品においても、ピアノ曲に限らず度々見られる題名です。
物語性にあふれる詩的、劇的な作品にこのタイトルがつけられています。ブルグミュラーのバラードは初期のピアノ学習者である小学生の子ども達にも人気の曲です。冒頭にはmisterioso(ミステリオーソ・・・神秘的に)と表示されています。ミステリアスな雰囲気が出せるように気持ちも準備して、自分なりに何かしらドラマ想像しながら弾いてみるのもよいかと思います。

  • 月の光
  • 作曲者:ドビュッシー

「ベルガマスク組曲」という4曲からなるピアノ曲の中の一曲です。
この曲名の由来には諸説ありますが、その一つにフランスの詩人ポール・ヴェルレーヌの「月の光」詩中にみられる「マスクとベルガマスク」すなわち「仮面と仮装」の幻想に基づくと考えられているものがあります。この詩にドビュッシーが曲をつけた歌曲もあり、又フォーレもこの詩で歌曲を作っています。月の光の描写が見事でロマンチックな曲です。ルバートや速度変化に気を配り、イメージを膨らませて音を出してみましょう。

  • Merry Christmas Mr.Lawrence
  • 作曲者:Ryuichi Sakamoto
  • 演奏者:坂本龍一

坂本龍一氏の代表作のひとつといえるこの曲は「energy flow」と共にご存知の方も多いことでしょう。坂本氏自身も出演している「戦場のメリークリスマス」という映画のメインテーマ曲ですが、映画を観ていない人にも、また、映画の上映から10年後に生まれたような若い世代にも尊敬と憧れを持って「弾きたい」と言わせる色あせない魅力があります。美しいピアニッシモからフォルテッシモでの和音までスケール感をもって演奏してください。

  • 犬のおまわりさん・・・連弾
  • 作曲者:大中恩 作曲  大村典子編曲

親子や兄弟、お友達などでたまには一緒に連弾を楽しむこともよい経験となると思います。この曲は3人6手用にアレンジされています。大村典子さんの連弾アレンジ譜は多く出版されており、どれもワクワクする楽しさにあふれています。3人での連弾は2人での連弾より更に呼吸を合わせ、お互いに引立て合えるよう音の強弱や音質のバランスにも気を配りながら弾けるようになることが理想です。

  • 初めての悲しみ
  • 作曲者:キャサリン・ロリン

美しい和声でかかれ雰囲気のある曲が多いキャサリン・ロリンの作品は、私のレッスンでは主に小学校高学年以上の学齢の生徒さんのテキストとしても使用しています。子どもだけでなく大人のビギナーの方にも向くと思います。この曲も一音ずつ変化する和音の伴奏により、和声の変化を感じやすく、旋律の響かせ方の練習にも役立つ曲かと思います。何より「ピアノって美しい」と感じられます。

  • 秋のメドレー
  • 作曲者:ピアノ編曲・・・小原 孝
  • 演奏者:小原 孝

秋のメドレーが綴られています。野菊〜虫の声〜ちいさい秋みつけた〜紅葉〜十五夜お月さん〜村祭〜里の秋
一定の年齢以上の方には懐かしい曲の数々かと思います。日本人である私達にはなじみ深いばかりでなく、「日本のうた」は子ども達にも伝え残していきたい曲が数多くあります。ピアニストとしてもアレンジャーとしても素晴らしい小原 孝さんの世界に触れ、四季のある日本の良さを再認識してほしいです。
是非、歌詞を口ずさみながら歌うように弾いてみてください。

  • バーナムピアノテクニック ミニブック
  • 作曲者:エドナ メイ バーナム

主に幼稚園生〜小学校低学年の初めてのピアノ学習者に向けて使用しています。「右手でまりをつこう」「左足で高くけろう」「右と左へ体をねじろう」「シーソー」「すわったまま両足をひらいてとじよう」「コウモリのようにぶらさがろう」など、どの曲も子どもにとって動作が連想しやすく、実際に題名と音の動きに合わせて体を動かしながらレッスンを進めていくのでどの子も素早く理解をしてくれます。

  • 旅立ちの日に
  • 作曲者:坂本浩美  編曲・・・松井孝夫

合唱の伴奏曲です。中学生の教室生はクラス対抗の校内合唱コンクールにおいて伴奏をする機会に恵まれる子も多くいます。例えばその中の一曲であるこの曲の伴奏においての注意点は、まず演奏を止めない、正しいテンポで指揮者にも注意を向けながら演奏する、前奏はその曲を印象づける大事な部分であるため、よく考え音楽を作っていく、歌が出るタイミングではその場面に応じた呼吸の深さや音色、音量を選ぶ等で、それらに生徒自身が意識を向けるようレッスンしています。
ソロとは違う魅力に魅せられ、ますますピアノが好きになってくれる子もいて、私も嬉しくなります。

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