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エラールのピアノ

投稿日:2024-07-27

 今年は忘れられない経験が出来た春。

それは、3月に行ったアムステルダム国立美術館でエラールのピアノを間近で見る事ができた事です。

1808年のエラールのピアノフォルテ(68鍵)。パリからアムステルダムにやってきたピアノ。

エラールは20世紀前半まで続いたメーカーです。ハイドン、ベートーヴェン、リスト、ヴェルディ、ラヴェルと様々な作曲家が所有したという

エラール。このエラールの誕生によって連打音の可能性が広がり「ラ・カンパネラ」の誕生にも大きく影響したとの事前調べ。

色も装飾の絵柄も時代に即した優雅なフォルム。きっと当時の宮殿やお屋敷の装飾と同じ様に作られているんだろうなぁと

このピアノが置かれてた空間を想像してみたり。

こんなに間近で見られて、しかも写真も撮り放題なオランダの美術館。

中断されたピアノレッスンと言う題名の絵画が可愛くて印象的でした。その時代に使用されていたかしら?と思う縦型ピアノも展示されていました。

こちらは絵画がはめ込まれていて、足台の装飾も重厚な感じ。こんなピアノで練習出来たら優雅だろうな。

素敵な装飾品、家具なども多数展示されていました。素晴らしい音楽の数々が生れた時代を少し感じる事ができた時間でした。

有名なフェルメールの絵画も写真に撮ったものの、、やっぱり本物の良さは残らないのでした。

実際に観る、聴く事の重要さを改めて感じた旅でもありました。

 

 

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