レッスン楽器


上部フレーム

ピアノ教室コンセール・イグレック♪


ブログ

2025年を前にして

投稿日:2024-12-31

12月27日YOSEコンサート《プレリューディングを絡めて綴るオール・ショパンの夕べ そのA》、無事終わりました。

 

11月26日の小倉貴久子先生宅でのレッスンで教わったことからいろいろな気づきがあり、ここ2週間くらいで本当に様々なことから変わってきたのでしたが、 それを当日どこまで出せるかな、という感じでわくわくしながらの本番でした。

 

マズルカの2曲、ノクターンなど本番が一番よくできたというぐらい自分で思ったことができて、その意味では快挙。

 

私は、20代30代の頃はほぼほぼ本番が一番うまくいくとひとでしたが、その若い頃に戻ってきた感じです。

 

お客さまの反応もとてもよく、拍手のタイミングや拍手の出だしの音に特に感じられるいい感じの雰囲気のなか、演奏を進めることができて幸せでした。

 

私自身ピリオド楽器を習うようになって様々な変化を感じていますが、なかでも川口成彦氏に初めてプライベートレッスンを受けた日に「これはまだ今の黒田さんには遥かにレベルの高い話ですから話してもしょうがないかもしれないですけど」とか言いながら左右のずらしを入れた奏法で模範演奏していただき、音響のほのかな広がり、ゆらぎを感じ、ドキッとしたことがありました。

 

モダンピアノではまともに習ったことのないアゴーギクについても、そして和音、重音のずらしはものすごく細かな繊細なイントネーションで語られるべきもので、まずは繊細なピアニシモが自在に弾けるようになってからでないと理解のできないものでしょう。(頭でわかるだけではダメですから。)

 

 私は川口成彦先生や小倉貴久子先生からそういったことを手取り足取り習ったわけではありません(そもそもそんな風に人から習えるものではないでしょう。)が、ここへ来て自分で自由に即興的にそれらの変化を即事に楽しむことができるようになってきました。

そこから時間軸のゆらぎ、ほのかな音響の移ろい、といったものがどこまで聴き手の皆さまに伝わるのか今回楽しみにしていましたが、それをじかに感じることができ、とても嬉しいものでした。

   

 

 とにかく素敵だった、水の流れるような音の響き、……そうやって「感覚で感じてもらえること」こそ素晴らしいです。そして私の直接の知り合いでない未知の方々からもそうした感想をいただき、心強く思いました。

 

出来たてほやほやのことに甘んじることなく、もっともっと自分自身が楽しめるように、次のステージに向けてがんばります。

 

 

来年はすでに5回のコンサート出演が決まっており、ピティナ新名古屋支部では4回の「ピアノテクニック講座」開催をもたせていただきます。

4月には教室生徒全員の「あつたクラシックフェスティバル」出演があり、その後北イタリア、ヴェルバニアへCostantino Mastroprimiano先生のプレイエルレッスン受講のための渡伊を予定しています。

 

ピアノ教室「コンセール・イグレック」では、いつも通り新しい生徒さまの入会を受けつけております。

 

皆さま、よいお年をお迎えください。

 

来年2025年もどうぞよろしくお願いします。    

        

        黒田 ゆか

 

 

 

 

    アーカイブ

    下部フレーム