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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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アクティブな10月!

投稿日:2022-11-04

10月は、また濃密な月間でした。

10月9日《川口成彦フォルテピアノリサイタル》at宗次ホール。タカギクラヴィア株式会社の1843年製プレイエルを持ち込んでの願ってもない開催。大ホールで味わう感触とはまた違った、プレイエルの確かな味わい。宗次ホールのキャパは、ショパンがパリでデビューリサイタルを開き、また生涯最後となるリサイタルを開いたホール、サル・プレイエルとちょうど同じ300席のキャパということらしい。数あるショパンのレパートリーから、ショパンの生涯を語るようにワルシャワ時代からパリ時代へとプログラムが綴られていく。艶やかなそして芳醇な香りのするこの楽器、川口さんならではの抜群の耳から導き出される最弱音から勇敢な響きのフォルテまで、音の陰影を見事にコントロール。奇しくも2018年の第一回ショパン国際ピリオド楽器コンクールの予選から川口さんの演奏を聴いてきている私としては、川口さんの見事なまでの音の即時性への探究心と日々の変化に心洗われる思い。

 

  

  (タカギクラヴィア社長とプレイエル)

 

そして翌日は《川口成彦1853年製エラールお披露目会》at 茶臼山高原へ。オーナーがオランダで出会ったというエラールが小野ピアノ工房の修復を経て、この素敵なサロンに登場。木村和人さん制作のチェンバロとクラヴィコードも運び入れての贅沢なコンサート。曲目も3台を使って充実のプログラム、演奏と共に楽器紹介30分+コンサート2時間半。窓の向こうではほんのり色づき始めた木々のそよぎ、後半は暮れなずむ部屋にライトも映えて、まさに極上のサロン感。地元から、名古屋から、名古屋市郊外から集った70名が素晴らしいエラールの逞しい音色に圧倒、感動。後半には川口さんの音もさまざまな表情を見せ始め、随所随所に繊細な音の舞を感じた。ラルゲットでは、音の立体感に深淵さまで感じ、私にはワルシャワシンフォニーホールでの響きがよみがえり、感動的でした。チェンバロもハリ・ツヤのある豊かな音色で聴き手を魅了。素晴らしいエラール、お披露目コンサートでした。

 

         (素敵すぎるサロン)

 

そのまた翌日は、菰野ピアノ歴史館にて川口成彦さんの「ピリオド楽器奏法と演奏」講座とレッスン。8名の受講生の中には東京からの知人や地元のピアニストの友人もいて、びっくり。私はピアノの先生でもある社会人生徒さんと一緒に出かけました。7時間半に及ぶ長い一日。ピアノ歴史館の方々、川口成彦先生、メチャクチャ有意義な時間をありがとうございます。私は7月のSACLAフォルテピアノアカデミーを思い出しました。18世紀、19世紀の音楽の正しい見方にやっと慣れてきたかな、という思い。きょうは川口さんのレクチャーのお陰で、コントロールし切れないと思っていたピリオド楽器のエラールでショパンが弾けて、充実した思いでした。

 

 

      (川口成彦氏と。)

 

 その後マケラ指揮パリ管弦楽団やグッゲンハイム邸での川口成彦さんのミニピアノコンサートに感激したりもありましたが、10/24には岐阜で「日本クラシック音楽コンクール本選」審査でした。園児から中学生までの30名の熱演を聴かせていただきました。奇しくもピアニスト仲間の稲熊佐江子さん、大学が同じ菊池文子さんとご一緒で、帰りは佐江子さんの車で岐阜駅まで送ってもらえてラッキー。ありがとう〜!お陰で楽しい一日になりました。帰りはゲートタワーのストリートピアノで1曲弾いてきました。ここのピアノ、好きです〜。(笑)

 

そしてまたまた11月は実り多き月となっておりますが、詳細はまた次回のブログで!

 

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