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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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ライトダウンコート!

投稿日:2021-02-08

1月末、名古屋では雪が積もった日もありました。

でも暦は2月に入り、日中だいぶ暖かな日も。

 

 そんな 2月5日愛知芸文コンサートホールで、シューマン&リストプログラムの辻井伸行ピアノリサイタルを聴いてきました。

 

ピアニスト辻井伸行、今となってはあまりにも有名で、テレビのオンエアも多い。でも私はあることが気になって、いつも最後まで聴いたことがなかったのですが。・・・演奏が始まってすぐに、真摯なファンがたくさんいる訳がわかった気がしました。いい意味で、こころに響いたことしかしない、こころに感じたりことだけを映し出すために、こころの鏡を毎日毎日丹念に拭きあげている=ピアノに向かっている、・・・そんなイメージ。

普通なら「あぁだ、こうだ。」と教えられすぎる嫌いがあるものだけど。

 

後半では指から先が、神がかって音が魔法にかかったかのように舞う感じ。

こういった感触は、なかなかテレビなどでは伝わらない。

 

天性の耳のよさと、彼のとりわけ強い意志にブラボー。感動の一夕です。

 

また聴衆の拍手がいいんです。コンサートでは素晴らしい演奏の余韻に浸りたい時も、我先にと拍手の第一手を叩きたい目立ちたがり屋さんって結構いるものです。でも皆が辻井さんの耳になって、最後の音のゆくえまで追っているという感じ。

 

アンコールの3曲め、カンパネラに入った時は感動的だった。

辻井さんがピアノに座りもう1曲アンコールがあるのだとわかり拍手が沸き起こり、最初のフレーズが鳴って皆がカンパネラと気がついた瞬間その拍手が喝采の拍手に膨れ上がったかと思ったら次の瞬間、その一音でも聴き逃すまいと拍手の音がちいさくなった、その阿吽の呼吸のような拍手のさざ波のいっときを忘れられない。

そしてあんな瑞々しいカンパネラを聴いたのは初めて!ひとつひとつの音がピュアな水玉で潤っているかの如く。

 

コンサート前には、生徒さんのご主人が連続入選の日展ひとり鑑賞&芸文アートライブラリーで、気になる雑誌記事を読みふけりました。

 


また来月はとても興味あるコンサートが、名古屋でふたつ。

まず3月7日に、私がニース国際セミナーで圧倒的な刺激を受けたピエール・バルビゼ氏を恩師に持つ青柳いづみこさんら3人のピアニストによるドビュッシー「海」(カプレ編曲)の2台ピアノ6手の名古屋初演を含むドビュッシーたくさんのプログラムのコンサート。https://www.chunichi.co.jp/article/198777

そして28日にはいつも感動的な演奏を聴かせてくれる川口成彦さんのフォルテピアノリサイタル名古屋公演https://munetsuguhall.com/performance/general/entry-2445.html が、ともに宗次ホールであり、楽しみです。


 

そんなこんなの中、先週末「ヤマハジュニアピアノコンクール出場者選考会ピアノフェスティバル2021」C部門で、小6生徒が銀賞を受賞しました。昨夏の門下生コンサート以降、ほんとうに成長してきている生徒です。自分の出来てる点、足りてない点をきちんと捉えて練習にのぞめるようになってきたところ、伸びしろあり!で、きょうも「これからはいい耳作りのための練習を!」と練習法のひとつをいっしょにやってみました。<いい耳>の意味がわかった、と嬉しそう。これからが楽しみな生徒のひとりです。

 

私もこのごろ朝練が楽しくて、寒い日は部屋のなかでもUNIQLOのライトダウンコートを着て練習始めるんです。これ、とてもいい!(^^♪


(2015年1月 青柳いづみこさんと/松江にて)


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