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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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8月10日<門下生コンサート2020>にむけて

投稿日:2020-07-24

皆さま、お久しぶりです。

あっという間に今年も7月、学校も夏休みに入りました。

ほんとうに今年という年はこれまでになく、いろいろなことに対応してゆくべく時間と精神力の要る年になりそうです。

 

2月後半には<コロナ>というインフルエンザのことが言われるようになり、総理大臣からの自粛要請のニュースが入り、3月頭に2週レッスンをお休みしました。しかしそれはほんの序の口、そこで2回の休講を取ってしまった私は、3月後半になって入院中の父のことや(結果オーライではありましたが)自分の検査入院などがありてんわやんわ、休講取らなければよかったと何度思ったことか。・・・でも似たような思いをされたお教室の先生方もたいへん多かったと思います。

3月の段階でコロナという感染症に危惧を示し、気管支系や肺に疾患を持った生徒さんたち数名がそそっと辞めていかれました。意外にも持病の方がいるものなのだと、あらためて普通に健康でいられることを有難く思った次第です。

 

そうして3月の連休を経て感染者が拡大、ステイホームが叫ばれる中、当教室でもオンラインレッスンを導入することになりました。

4月半ばから切り替えました。マスクをして2m離れるとなると、とくに顔や仕草からもたくさんのメッセージを嗅ぎとらざるを得ないまだ幼少のこどもたちには、オンラインのほうが先生の顔をきちんと見れるし、安心感を与えられると判断したからです。でもタイムラグは起こるし、日によって通信状況のわるい日もあり、普段からインターネットにあまり関わる暇もないような方々や、ネットが得意でない年代の方々にはたいへんだったと思います。オンラインレッスンを快く思われない方もいたと思います。

それでも、こうしてこの時期だからこそ、ピアノを続けていられることの意義をもういちど感じてもらいたいと、私も決してパソコンを見続けているのが得意ではないのですが、眼がしょぼしょぼになりながらもがんばりました。

 

ひと月強のあいだ、ジュニアコースの生徒たちはオンラインレッスンで見事にがんばりました。オンラインでは先生の注意が書き入れられないし、いつもならレッスンノートに毎回の注意、次回レッスンにむけての練習法を書き入れてもらえるのにそれがないので、自主的にピアノの前に鉛筆を用意して書き込む姿が見られました。レッスンの終わりには「何か質問は?弾きにくくて困ってるところはない?」と聞くと、具体的に質問が出るようになりました。凄いことです!対面ではなかなか聞きにくいことも、オンラインでは聞きやすいというメリットもあるようです。またビデオやzoomなどの画面を通してのレッスンだと、手もとがクローズアップされるので、指の形、それも「5の指のここ、おや指のこういったところにテンションがあるから◯◯◯のような手の運動や遊びのなかで工夫してよくしていこうね。あとで先生の手もとの画像をラインで送るからよく見てね。」などといった指示が出せ、私が送る演奏画像を何度も繰り返し聴けるという効用もあったようです。


生徒側もレッスンの事前に練習した演奏をビデオに撮って送るため、一応間違えないように弾こうと集中するので、いい経験になったようです。

6月に入り、緊急事態宣言が解除された段階で、有志生徒は対面でのレッスンに戻りましたが、小学生生徒たちの集中度、真剣さが以前より増したことはコロナ禍の思わぬ拾い物かもしれません。

また、対面レッスンに戻っても体調が悪い時はビデオレッスンもできますし、事情でレッスンになかなか通えないときにも使えるという新たな効用もあります。

5月に入っては、社会人の生徒さんの退会が目立ちました。こちらはコロナ禍においての収入減、生活サイクルの転換を求められた結果であり、とても心苦しいものでした。彼女たちにとって、これまで教えたことの奥義を深めるよき時間となることを願ってやみません。

 

コロナの影響で皆がそれぞれに変化を求められている時代ですが、今こうしてピアノレッスンを受け続けていられる、ステイホームのなかでピアノを奏でることができている幸せというものをこんなにも深く感じる時はあったでしょうか。

そうして私たちは8月10日に<ピアノ教室コンセール・イグレック門下生コンサート2020>を行ないます。

春先の段階では、時期的にはコロナがいったん収まっていたとしても準備が間に合わないのではないか、皆の練習の足並みが揃うかどうかが一番の悩みどころで、さっさと断念してしまうことは簡単でしたが、様子見に様子見を重ね、また時にはコロナに押しつぶされそうになる生徒たちを注意深く見守りながら、ここまで漕ぎ着けてきました。

 

名古屋市緑文化小劇場にて、1部12時開演、2部13:30頃開演、集合写真撮影のあと休憩をはさみ、15:20位から私のソロのプレゼント演奏と、副科ピアノとして教室でレッスンを受けたOGで、愛知県立芸大声楽科を卒業の後ハンブルクでの留学から戻ったばかりのソプラノ歌手さんとミニコンサートがあります。

入場無料で、マスク着用など感染対策とソーシャルディスタンスを守っていただければ、教室外の方々でもお聴きになれます。

 

詳細はこちらをご覧ください。

https://www.musicliaison.com/concert-y/event_detail/s/655/

 

今は、ただただ無事に出演者全員でこの日が迎えられますように。

そうして笑顔で音楽の力を感じ入れるひとときが持てることを夢に想い、がんばります。

 

皆さまもお身体に気をつけて、お過ごしください。

 

 

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