レッスン楽器


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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


ブログ

Blog6/25

投稿日:2017-06-25

おめでとう!

昨日行われた「第41回ピティナピアノコンペティション地区予選A1級」で、小2生徒が奨励賞をいただきました。この生徒、人前でソロを弾くのはこないだの夏の発表会が初めてにして、コンクール自体は今回初という経歴。・・・「同じ曲を長いこと練習したことないし。」ってたいへんそうだった時期から、真剣に楽譜に向きあうようになった彼女の眼差し、ちょっと忘れられません!(^^)/

音楽の大好きな子に成長してくれますように。


ルイサダ氏ピアノ公開レッスン

投稿日:2017-06-13

きょうは名古屋音大で来日中のフランス人ピアニスト、ジャン=マルク・ルイサダ氏の公開レッスンがあり、優秀な学生3名が「バッハ:パルティータ第6番」「ショパン:バラード第1番」「ラヴェル:道化師の朝の歌」で受講し、3時間も聴講させていただきました。

私にとってフランスのピアニストの語法というのはやはり親近感があり、厳しいレッスン内容で、ぐぃんぐぃんとこころに響くものあり、爽快な気分です。

 

バッハ作品におけるアウフタクト感に基づくフレージングのことや、ショパンではソノリテの作り方に様々なアイディアを見聞きしましたし、ラヴェルではかなり高度なテクニックの使いかたを垣間見、私にはニースの国際セミナーで受講した、とりわけジャン=フィリップ・コラール氏のレッスンを彷彿させられ、楽しかったです。

もちろんルイサダ氏のレッスンではより高度なことで私にはとても勉強になりましたが、西洋音楽のビート感の問題につけ、フィンガリングの考え方では共通項がたくさんありましたし、バス音の豊かな響かせ方や手首の使い方(上下だけでなく手首のねじりの技法をふくめて)、脱力の問題など、「このアルペジオ音型の最後の音で手首をあげて次の和音で下げる」とかいった、まるで手首の振付師的なことは、日ごろ私が生徒たちへのレッスンで言っていることまったく同じところも結構あって、そこはフランスメソッドの共通項だと思い、楽しくなりました。

 

それにしてもルイサダ氏のレッスンは、ステージピアニストの演奏に何が必要なのか、を若き将来ある学生たちに諭し、それについて考えてゆく必要を促すことになるであろう素晴らしいレッスン内容。きょうは久しぶりに真剣でなお且つ厳しいレッスンを聴講でき、気持ちよかったです。


また学内のエレベーターで春から名音大の学生になった生徒OGとも顔を合わせたり、嬉しいひとときでした。(^^♪


     


素敵な音楽とともに

投稿日:2017-06-02

青空に気持ちよい風が心地よい日も、多くなりました。

私のGWは部屋の片づけ、掃除に次ぐ掃除、SOUJI・・・で終わっちゃいましたが、とにかくよく散らかったたくさんの部屋の数々が少しすっきりいたしました。第2弾は夏休みにでも、と心ひそかに誓う私(^^)/ですが、今年の8月は超酷暑だそうで。・・・(笑)


暑い夏といえば、昨年夏の門下生コンサートでは右手の指のつけ根に痛いところができて(傍目にはわからないふうでしたが自分としては)思い通りにピアノが弾けず、翌日から水泳を始めた私。近くのスポーツジムに入って、泳いだり、エアロビクスに興じたりしていましたが、そこでのヨガとかピラティスは関心はあるものの、ナンチャッテ系の感じ。・・・昨年末から機会あるごとに他店舗を歩き回るうち、店舗によって<ナンチャッテ系の範囲>が違うことがわかってきて、ピラティスが効果てきめんの店舗に移ることにしました。そこは他店舗より会員の皆様のマナーもよく、静かで、読書できるスペースもあったりしていい感じ。(^_-)-☆会員向けのスイミングクラスもたくさんあるし、何といってもピラティスのエクササイズで姿勢や呼吸法が変わり、半月もしないうちに身体も柔らかくなり、多少残っていた手の痛みも消えてしまったのが摩訶不思議。


こないだ5月半ばに大阪ワンコインコンサートに出かけ、青柳いづみこさんと高橋悠治さんのデュオコンサートを聴いてきました。お二人のピアノは本当に面白く、双眼鏡片手に手の動きに見入ってしまった。

久しぶりに記念撮影。


高橋悠治さんは私が高校生のころからのファンで、ツーショットを青柳さんが撮ってくださった。

写真は個人蔵?で掲載出来ないのが残念ですが、こうして私がこんな年齢になるまでお元気で演奏を聴かせていただけるというのは、ほんとうに有難く、嬉しい限りのことです。


年明けからいろいろなコンサートに出かけて、1月にはフランス・ニースで若い時期たくさんのレッスンを受けたパスカル・ロジェ氏の素晴らしいリサイタル(これについてはいろいろ書きたいと思いながら延び延びになっています!)、2月に聴いた「ロイスダール・カルテット」の繊細な音の綾も忘れがたいし、3月上京の際に観たパリ・オペラ座バレエの公演はほんとうに夢のように美しく、高雅でしたし、3月末に聴いた、高橋悠治さんの妹さんにあたる高橋アキさんのプーランク作曲「ぞうのババール」の深遠な音の世界も素敵でしたし、先週聴いた江口玲さんのレクチャーコンサートでの、アメリカ西部開拓時代の話からドヴォルザークの「ユモレスク」に入った瞬間の感動も忘れがたい一時になることでしょう。


最近いろんな本も読んでいますが、何気なく読んでいた「ピアニストが語る」シリーズ全3巻のピアニストたちへのインタビュー集から「フー・ツォン」という中国人ピアニストの存在を知り、なんとなく名前しか知らなかったのだが、そのピアノ演奏といい、芸術論といい、素晴らしい感動を与えられ、西洋の音楽を東洋の芸術的見識と結びつける地球人的見地から西洋音楽を捉えることのすばらしさについて久しぶりに考えさせられる、新鮮さがありました。


      

             (右:「望郷のマズルカ/森岡葉著」は泣けた!)


年明けからしばらくゆとりのある時間を持ったような気がしますが、私にとってはこうした時間を経てあらためてピアノを弾くうえで身体をどう使うか、ということを振りかえるよき時間となり、それが音楽上の呼吸法ともつながって、演奏の自然な息づかいに到達するパイプにもなってきたという感じがしています。

これまでのピアノや西洋音楽についての様々な考察を経て、若い頃からの目標であるドビュッシー・レパートリーをどんどん深め、もっともっとのびのびとした演奏がかなうよう精進したいと思っています。    

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