レッスン楽器


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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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清々しさをもって

投稿日:2013-11-03

先の日曜日、今週末本番の声楽の伴奏合わせを済ませて、ベーテン音楽コンクール会場に向かいました。

 

中学生部門で生徒が優秀賞で、全国大会へ通過。

 

この生徒、前日は部活の陸上の大会日。で、朝からリレーで走っていたらしい。(たぶんほとんどピアノを弾いていない状態で)夕方4時レッスンにやって来て、すっごく軽やかでのびやかな明るいモーツァルトを弾いてくれたのです。でも「何で?」っていうところでのミスが目立ちます。

そこで私の頭はフル回転。「何があっても弾き直しネ!貴女が指揮者だったらそこだけ5拍子とか6拍子になっちゃうわけでしょう?」或いは「アンサンブルだと思ったらこっちが止まったら相手は弾けないわけよね?」など示唆しながら、私も2台ピアノ状態で、一緒になって弾いていました。

彼女は時折天性の音楽性ます。この春ヨーロッパからの帰国子女で、向こうに滞在中の演奏をyoutubeで聴かせてらってびっくりしたことがあります。そこでの演奏は、これ以上何も言うことはないというほど、音楽がすでに出来上がっていました。

その彼女の素直な音楽をなんとか引き出したい、と願っていました。

土曜日のレッスンで「明日は先生も聴きに行くから先生と一緒に弾いていると思って弾いてね!」と諭したら、当日は、すっごい!ノーミス!(^_-)-☆ホントかね?って感じの清々しいモーツァルト。

レッスンより何よりの演奏で、心底に眠っている素晴らしい彼女の音楽性を引き出すことが、少しは出来たかナ?・・・全国大会へ通過でよかった、よかった。この日出場した人で前日に練習なしで朝から走っていた人はちょっといないでしょう。やったね!ほんとうにおめでとう!!

加えて、コンクール前の単発レッスンを数回みたこの生徒の弟さんは最優秀賞で全国大会へ進出ということ。ダブルでおめでとう!ということになりました。 


音楽上のインスピレーション状態を何度か経験していれば、的確な勉強法さえマスターすれば少ない時間での密度の高い練習は絶対に可能だと思います。

うちの教室の他の生徒たちも、常に練習量に関係なく、いい勉強をしてもらいたいと願っています。

 

そして私も日々、無駄な時間を益々削ぎ落としていきたいと思いながら、まだまだ練習時間は確実に減らせると考え、進化、変化しています。(^^♪


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