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ピアノ教室コンセール・イグレック♪


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<チョコレートクリーム奏法>?!

投稿日:2017-08-06

こないだからレッスンで、何気なくピアノの上に置いてあったビニールの製のブックカバーでのタッチ練習がブレイク中。
先月の名音大でのマルク・ルイサダ氏の特別公開レッスンでも、フランス語での楽しく奥深い説明の合間に「その、ふにゃふにゃ、ダぁメ〜!」とかって、突然日本語が交じって大爆笑を誘っていましたが、そう、とかく日本の子たちのタッチはふにゃふにゃなことが多い。
力強い音が出ていると思われる演奏でも、専門の耳からすると意外に鍵盤を力んで上から下に叩きつけていることも多く、すなわち「雑音」ということになるわけで、またそんな指では、芯のある響きのあるPの音なんか、生まれ得ない。

こないだ小3の生徒が、ある曲をとても気に入ってとてもよく練習しているし、本人的には仕上がってきているのだけど、どうもタッチが今ひとつ。
「あのね、こういう音で弾いてほしんだけどね、何が違うって、う〜ん、なんかいいものないかな?あ、これ。」(ピアノの上に置いてあったダイアリーをつかみ、)そのブックカバーを使ってある面白い遊びをさせてみた。・・・びっくりしたが、1分で音が激変した。うむ、名付けて「チョコレートクリーム奏法」?!
そこで、おうちのママにもメールで報告。そのお返事が以下。

〜〜〜昨日さっそく家での練習で「あれ?そこ(ミソミソミ〜とレファレファレファ)のところ、ずっとフニャフニャで家で何回練習しても直らなかったのにどうしたの?」「その後の盛り上がるところもとてもキレイだけど?」と、またまた先生の魔法に驚かされました。ぜひ家でもこのタッチの練習をやってみます。「バレリーナ」のほうも途切れ途切れで、私が言っても聞かないのに、先生からアドバイスを受けるとちゃんと直っているから、不思議です。どうぞ今後ともご指導よろしくお願いします。〜〜〜よかった、よかった!(^^♪

翌日のジュニア専科のレッスンでも、社会人レッスンでもこれが功を奏し、これまでも何度となく同じことを鍵盤上で言ってきたのに、厚手のビニールが指になじみやすいのか、チョコレートクリームの説明がいいのか?!、本人もこれまで出せなかった素敵な音色が出せて嬉しそう。
こちらも、レッスン途中で「そこ〜!そこもチョコレートクリーム〜!」と言うだけで伝わる楽しさ!(笑)・・・(^^)/

フランスで受けたジャン=フィリップ・コラール氏のレッスンでも「Ramassez!Ramassez!」としょっちゅうクラスに飛び交っていたもの(と言うことはフランス人のこどもたちも同じか。・・・)ですが、音色の違いは分かっても、なかなかそれを実現するのは難しいもの。それがこんなことで激変させちゃうなんて!
これは長年のレッスン史上での大ヒット! 
折しも教室の夏休みに入ってしまった生徒さんたち、休み明けに激変できるよう、練習に励んでおいてね。(^_-)-☆

また、<チョコレートクリーム奏法>にご興味のある方、ぜひレッスンにお出かけくださいませ〜!

Blog6/25

投稿日:2017-06-25

おめでとう!

昨日行われた「第41回ピティナピアノコンペティション地区予選A1級」で、小2生徒が奨励賞をいただきました。この生徒、人前でソロを弾くのはこないだの夏の発表会が初めてにして、コンクール自体は今回初という経歴。・・・「同じ曲を長いこと練習したことないし。」ってたいへんそうだった時期から、真剣に楽譜に向きあうようになった彼女の眼差し、ちょっと忘れられません!(^^)/

音楽の大好きな子に成長してくれますように。


Blog 4/19

投稿日:2017-04-19

ジュニア専科の生徒2人が、「中日ピアノグレードテスト」で好成績を納めた。今回は高山審査に続いて名古屋審査にも携わらせていただいたので、生徒たちいわく、当日は楽しく弾けたとのこと。

このテストはツェルニーなどの練習曲課題と自由曲がセットで課題というところが実にいい構成で、ツェルニー練習曲を地道にがんばってきた生徒たちが受験した。ほんとにこの2人の、ここ1,2年内のレベルアップは凄い。その地道な練習態度にさらにこうしてゆけば、という有意義な好評をいただいて、良い機会になったと思う。それぞれに長所、短所いっぱいのやや対称的なこの2人、夏のコンクールに向けてもがんばってもらいたい。

 

ジュニアプレ専科の生徒たちも、すごくいい音色でブルクミュラーやエチュードを聴かせてくれる。

この頃ほんとにレッスンをしていて疲れなくなった。小学生以下のレッスンを、ジュニアピアノコース、ジュニアプレ専科、ジュニア専科と分けた効果が出てきている。

ブルクミュラーなんか、小学生がこんな綺麗なゾクッとする音色を、それも発表会でもなく、普段のレッスンで聴かせてくれるなんて、と指導している私自身がびっくりするほどなの。

 

きょうの高校生もすごくいい練習が出来ていて、・・・(私は生徒のピアノを聴けば、良しにつけ悪しきにつけ、だいたいどんな練習をしているか、言いあてちゃうのだ。これには生徒たち、ぐうの音も出ない!)レッスンでは部分的に注意を促すとそこはもとより、全体にわたって様相をかえてしまった。

社会人アマチュア生徒さんたちの上達ぶりも凄い。こないだ入ったばかりの豊橋から通って来てくださっている生徒さんも、3回めのレッスンにしてすごく音色もバランスも安定し、コルトーメソッド効果と言おうか、目から鱗の黒田式譜読みが功を奏したか、早くもlegatoの基礎が出来てきた!

教室最年長の60才代の生徒さんは、ほんとうに気長に忍耐強く、しかしながら楽しく、指の独立練習をこの半年、一年と地道にやり続けていらして、今ブラームスのかなり表現が難しい曲をやっているのだが、こないだ久しぶりに私が1ページ分くらい弾いて聴かせると、直後素晴らしく美しい音色を聴かせた。以前は即反応するということはむずかしい方でしたが、この頃は変わってきた。凄いことだ。

 

私は、というと、こんな音を聴いたら泣く子も納得(?!)っていう音が紡ぎだせることを目指してやってきたのだ。

その私自身の出す音色も、ぐっと洗練されてきた。

今年に入って或る演奏会を聴いて以来の変化なのだが、その話はまたいつか。(^^♪

 

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