ブリランテ秋吉ピアノ教室 Le salon de concert
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ブログ
浜松国際コンクールマスタークラスについて
投稿日:2015-12-03
仏留学時に海外のマスタークラスを受けていた
ピアニストでアルゲリッチ氏、海老彰子氏、アンヌケフェレック氏の審査委員の先生方が
コンクール3次予選迄の演奏者対象のレッスンの聴講参加をしてきました。
生アルゲリッチは少女のようなお方で、どのピアニストに決めたらよいか困った顔でインタビュー席に。
観客席の中にもマスタークラスのピアニストや審査委員が更に熱心にメモをとっておられ、
音楽の本質そのものに対する謙虚な姿勢に心打たれ、更に学び続けることの大切さを
痛感しました。
日本や地方開催の結果主義コンクールとは大きく違い
コンクールを学びの通過点や一部と捉え、音楽の本質や理解を深める事を大切にした欧的
な理念の上に開催された貴重なコンクールの上位に、
日本人がいない事も新たな学びが重要であることを再確認しました。
ピアニストの発表前にメダルがおかれており、金賞、銀賞、銅賞の誰がてにするのかドキドキでした。
チェロとピアノの演奏会
投稿日:2015-10-17
10月17日にN響でチェリストをされている藤村俊介(リンク先は音が鳴ります。
ご注意ください)さんと室内楽コンサートを行いました。
DOLCEさんでスペースをお借りしての、トークと演奏会です(お茶菓子付きでした(*^。^*))
当日はこんな曲を演奏しました。
『愛の挨拶』 エルガー
『無伴奏1番』 バッハ
『白鳥』 サンサーンス
『独走チェロのための《文楽》』 黛 敏郎
『親愛なる言葉』 カサド
『カヴァレリア・ルスティカーナ』 マスカーニ
『夢のあとに』 フォーレ
『アヴェ・マリア』 カッチーニ
『エストレリータ』 ポンセ
チェロとピアノだけの演奏は演奏者の力量が問われるので
いつも以上に緊張もありましたが、無事演奏を終えられました(#^.^#)
おかげさまで、来ていただいた方から
「コンサートホールと違い、演奏者と観客が間近で、より演奏に入りこめて良かった」
「チェロとピアノのハーモニーが溶け込んで、すばらしかった」
といった感想をいただき、ほっとしつつも、やっぱり嬉しいです(^。^)。
またこういった演奏会で、クラシックを気軽に楽しんでもらえれば、と思った一日でした(^.^)
はじめに
投稿日:2011-05-25
クラッシックを気軽に楽しんでいただけるようにと、サロンコンサートを定期的に開催しております。サロンとは客間の意味で17,18世紀のフランスに花が咲いた文芸サロンの事です。
在仏中のパリでは、サロンを通して多くの交流があり17、18世紀から今までの長い伝統の歴史の重みを感じました。
例にとりますと、サロンコンサートを主催されている著名な作家の方や画家や音楽家、異業種の方、多国籍の留学生等、じつに多くの出会いがありました。私も4年半という長期留学のせいか異国の地での出会い程身にしみて有難く思った事はありませんでした。
私は留学中に、ヨーロッパでのユーロ統合期からそれ以降にかけて、時勢が大きく変化していくのを体感しました。
その中にやがて来るアジア社会の二極化もありました。人並みに勉強している人が取り残され、一日中何倍も勉強している人だけが残って生きていける。
そうして、人として本当に大切なものは何なのか深く考えさせられました。
諸外国に囲まれたフランスでは、留学生や異国人に対して大陸的で、人と出会う度に今しか話せない、今度、いつ会えるかわからない貴重な人との交流を大切にする一期一会を、国の文化が大きく支えていました。
現代の私たちには目に見えない心身の悩みをもつ人々の話を多く耳にします。音楽は人の悩みを和らげたり、心を癒す力を多く秘めています。演奏を聴く事により、人の感性をもっと自由に開放し、人との出会いによって、新たな創造を生むきっかけをつくる事ができると信じています。
音楽を通して何か人の役に立つ事が、今まで支えてくれたすべての人に対してできる唯一の使命だと思っています。
サロンコンサートを通して人との出会いや心の触れ合いを大切にし、皆さんが笑顔でいられるようにと心より願っています。
さぁ、気軽に楽しむサロンコンサートで楽しいひとときを過ごしませんか。
現代画を観て、留学生とパリサロンコンサートで
パリヤマハピアノサロンコンサートの後のパーティーで。
日々レッスンの中、唯一の人との触れ合いの場