ギャラリー＆喫茶　憩の森

大人の発表会は今回で4回目になります。1回1回、特に去年から今年にかけて、続けて出演している生徒さんの成長を強く感じました。 最初や2回目の発表会では、「緊張して、何を弾いているのか夢のような感じだった」という生徒さんが多かったのですが、今回は皆さん、本当に落ち着いて、自分の演奏ができていたと思います。 積み重ねの成果が年々表れているのを感じました。生徒さんご本人は「ドキドキしていて手がふるえて・・」とおっしゃっていますが。

お仕事をこなしながらや、定年後の趣味として始めた方など、 それぞれの環境生活の中で、時間を有効に使ってピアノを楽しんでいただければと思います。発表会は、生徒さんによっては「プレッシャー」と感じてしまうこともあるようですが、そんな生徒さんでも、発表会が終わると、「出て良かった」と言っていただけることが多いです。 今後も定期的に発表会を開いていきたいと思います。

今回初めて発表会に出るという生徒さんもいらっしゃいました。当教室でレッスンを初めて、4ヶ月で発表会に出られた方もいらっしゃいます。「今の自分の演奏しか出来ないけれど、みなさんの仲間に入ってやりたい」と言ってくださった、その積極的な気持ちを嬉しく感じました。 発表会の後で、「他の生徒さんの演奏を聞いて、レッスンを何年か続ければ、自分もああいう風に引けるようになるという目標をもらった」という感想もいただきました。ギリギリまで発表会に出るのを渋っていた生徒さんも、最終的には「思い切って出てよかった」と思っていただいているのではと思っています。

懇親会では、大きな仕事が終わったあとの安堵感もあり、みなさんリラックスして、いい顔で楽しんでいらっしゃいました。 大人の方の発表会では、発表会の後の想いを語り合う場もあるといいと思っていますので、今後も懇親会も行っていきたいと思います。また、懇親会を開くことで、生徒さん同士の横のつながりもできていい雰囲気でした。

この発表会の時点で、もう次の発表会の曲を決めている生徒さんも何人かいらっしゃいました。 発表会の曲をやりながら、もう次の曲を考えているという意欲的な生徒さんも多く、心強い限りです。この後しばらくは、 少し気分をゆるませて、弾きたい曲を中心に生徒さんと勉強しながらやっていきたいと思います。

発表会は、細かいことは主催者側で行うのですが、準備もリハーサルで早めに来た方が手伝ってくださったり、片付けも生徒さんみんなでやっていただきました。おかげで、会もスムーズに進み、大変ありがたかったです。

発表会を聴きにきていただいた生徒さんのお知り合いの方で、「発表会でもそんなに硬い感じではなく、雰囲気が良かった。 こんな雰囲気なら私もやってみてもいいかな。」という方もいらっしゃったというお話も伺い、そう感じてもらえたことは大変嬉しい思いでした。

発表会をコンサートホールで行うのと、今回のようなフラットな空間で行うのとでは、だいぶ感じが違います。 ステージ付きの会場では、凛とした感じで、違った良さがあります。今回のような会場では、お茶とケーキをいただきながら、リラックスして楽しめるという良さがあります。 これからも、会場を変えて色々な形での発表会を企画していきたいと思います。

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• 講師演奏
  「樹木の組曲」より　樅の木　(シベリウス)
  前奏曲　ト短調　op.23-2　(ラフマニノフ)